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Blast of Brilliant STARS

第10章 ジャポニズム②

【のさまじょさま・モデルズ】



あの葉っぱが落ちたら…


毎日、窓の外にある木を眺めてた。

日に日に落ちていく葉を眺めていたら、それが自分の命の残りに思えて…

あの葉っぱが落ちたら…


「雅紀…また外見てるの?」

「潤…来てくれたの…」


買い物袋を下げて、潤が病室に入ってくる。


「俺が来ない日があった?」

「ふふ…ありがとね…毎日」


買い物袋の中から、潤が俺の好きなジュースを出してくる。


「はい。これ、好きでしょ」

「よく覚えてたね」


「覚えてるよ…」

そう言い切ると、缶コーヒーのプルタブを引いた。

辺りに漂うコーヒーの香り。


「ね…俺もそれ飲みたい」

「え?苦手じゃなかったっけ?」

「それがいい」


潤は一口だけ飲んだそれを、俺に手渡した。


「ありがと」

潤の唇がついたところに、自分のそれを重ね、一口飲んだ。

苦い芳香が口に広がる。


「ほら…やっぱり苦手なんじゃん…」


笑いながら言うと、俺から缶を取り上げた。


「…美味しかったよ…?」

「そう…?」


ありがと…潤…

叶うことはなかったけど…俺…


「雅紀…?」

心配そうに俺を覗き込む顔に、微笑んだ。


あの葉っぱが落ちたら…



のさまじょさん
2015-11-01 20:43:46



〉\(^o^)/
あかん…!
なんかベタやwww
あの葉っぱが落ちたらをモデルズで。
なんか恥ずかしい…
やっぱピンクないとアカンwww



〉わたくし無知で恥ずかしながら
「あの葉っぱが落ちたら」の元ネタ、
知らなかったの。

調べたら、オー・ヘンリーの短編小説「最後の一葉」から、なのね。

原作のあらすじ読んで涙し、またモデルズ読んで涙したわ…!

缶コーヒーの間接キスも切ないし、

儚い病弱キャラは相葉さんにピッタリね。

続きを妄想して、また泣けちゃう…


ジャポニズムお題の作品もだけど、
いつも含蓄あるお話を書いて下さって

教養を高めさせていただき、
常々感謝しておりますわ。

ありがとうございます♡

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