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Blast of Brilliant STARS

第10章 ジャポニズム②

【millieさま・じいまご】平安⑤



「姫、姫」

遠くで誰かが僕を呼ぶ。
その声を僕は知ってる。
鼻を擽る艶やかな馨りも…。


浮上する意識。
瞼を開けるとよく知る顔があった。


「潤?なぜここに?」

「二の宮様の御召しで。貴方が食事もほとんど取らずいると。側に慣れた女房がいれば落ち着くだろうと…」


潤は僕の乳母子でずっと側にいてくれる。

僕のために男なのに女房として仕えてくれてる。


「こんなに細くなって…」

目に涙を浮かべて僕を見る。


「智はどうしたい?このまま二の宮様といる?それとも櫻の君の許がいい?」


いつものように僕を抱き締めたまま聞いてくる。

僕が不安なとき、いつも側にいて抱き締めてくれる潤。

潤の香りと体温に包まれると不思議と不安が消えていく…。


「よくわからないんだ…。二人とも僕を好きだと言ってくれる。でも…僕にそんな資格はないよ…」

「智…。聞いて?智はね、幸せになっていいんだよ?幸せになることを怖がらないで」

「潤…」

「本当は俺が何処かに連れて閉じ込めたいけどそれじゃダメだから…。
言って…叶えてあげる…、智の願いを…」


潤の腕の中で考える…。

…あの人に…逢いたい…。



millieさん
2015-11-04 20:37:41


〉つうわけで、潤くん登場!

イメージは惟光なんだけど…。
あえての女装w

あとはまーくんだけだ。
さて、どうしようかね?



〉男なのに女房…♡ドキドキ
いえ、高位の女官・上級の侍女の意ね。

落ち着いていて懐の深い潤にピッタリだわ。


そして優しくも、熱い言葉が響いたわ。

この穏やかで温かい空気は、爺孫ならではね。


ついに決断した智…どちらを選ぶのかしら!

そして雅紀は想いを伝えられるのかしら!?

続きを期待してしまうわ…♡

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