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Blast of Brilliant STARS

第10章 ジャポニズム②

【millieさま・平安、完結編】



あれから幾つかの季節が過ぎた。

僕は今も和の館にいる。

雅の中将がこの館を訪れた日、和は櫻の君も同様に招いていた。

あの時聞いた「しあわせになろう」っていう翔の声は幻ではなかったんだ…。

「智…男として生きたいなら、俺たちが叶えるよ?」

僕の、僕たちの幸せを模索していく中で言われたその一言。

男として生きる…。
かつて焦がれるほど願ったこと。
この重い装束を脱ぎ捨てれば僕は本当の自分になれると思ってた。

なのに…。

「智くん?いいんだよ?無理しなくていい。どんな姿でも俺は智くんが好きだよ?」

翔くんはそう言って僕を丸ごと受け止めてくれた。

和も雅も潤も翔くんと同じ優しい眼差で僕を見る。

愛されることがこれほど幸せなこととは知らなかった。

翔くんが自ら館を構えたら僕を迎えに来る。

「早く迎えに来ないと私のものと世間に知らせますよ?」

和はそんなことを言うけど…。
いつでも会えるようにしてくれてるのは和なんだ…。
未だに心が定まらない僕にいっそみんなのものになればいいと言った雅紀。
潤も傍らにいてくれる。

あの日から僕は4人に愛される。

これが僕の幸せ…。



millieさん
2015-11-06 19:29:08


〉平安シリーズ、ラスト!
無事?ドロップしました(笑)


最後全然、平安じゃなーい。
でも幸せになったよ、青の姫。
多分…きっと…。

ども、長々と失礼いたしました!



〉平安シリーズ完結、お疲れ様でした!

やはりmillie様のランディングは
ほっこり温かく、お美しいわ…☆

平安と平成が溶け合って、温故知新の
見事なジャポニズムねっ!

最後には二の宮も立てて下さって、
嬉しかったわ///

これからも五人、末永くお幸せに…と
願わずにはいられませんわ♡

シリーズまとめにも頁数、掲載するので
もう暫くお待ち下さいまし。

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