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Blast of Brilliant STARS

第10章 ジャポニズム②

【のさまじょさま・大宮】鬼っこ③



口の中に渋い味。


目が覚めると板敷きに直に寝てた。

隣に目を遣ると、丸裸の智が横たわっていた。

首から血を流している。


「智っ…」

慌てて抱き起こすと、まだ息がある。


「和…?」

うっすらと目を開けると、僕を見た。


「なんで…?お前鬼になったのに…」


覚えてる…
僕は確かに鬼になったのに…

人間の姿に戻ってる。


「智っ…ごめん…」


智の長刀を取ると、腕に当てた。

すっと横に引くと血が滴った。


無理やり智の口をこじ開けて、血を落とした。

みるみる溢れかえる血。

「飲んで…智…」


苦しげに呻く智の口を無理やり閉じて、全部飲ませた。

首筋の傷が、みるみる消えていく。

ほうっと息をつくと、頭がクラクラした。


「か、ず…」

「それで傷は治るから…」


鬼の傷を修復する力を使った。
血が、一番だ。


「なにを…した…」

「ごめんね…智…」


見る間に智の瞳が、青く光る。

身体がざわざわする。

智の青い瞳が俺を捉えると、あっという間に押し倒された。


「和…食ってやる…」

ごめんね…鬼にして…


「食べて…智…」

触れられた瞬間、目の前が真っ白になった。



のさまじょさん
2015-11-06 21:10:39


〉ごめん!
時間ないので書き逃げ!

鬼っ子ニノ、続編。
智が鬼になっちゃった!?編でした。
ピンクに到達せずすんまそ。
この大宮、いつになったらくっつくのかw

皆の作品、とっても楽しいいよおおお!



〉こんな展開、予想だにしなかったわ‥!

鬼の血には傷を治す力があり、その血を飲んだ人間は、鬼になってしまうのね!?

吸血鬼みたいで官能的だわ‥♡

鬼っこ和が、助けた元人間の智に
逆に食べられちゃうなんて!
皮肉な運命ね‥

どうなっちゃうのか、続きが気になるわ!

次のページが完結編よ♡

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