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Blast of Brilliant STARS

第12章 ジャポニズム④

【のさまじょさま・大宮】



ゴリゴリと台所から音が聞こえ始めて10分。


「よっしゃー!」

なんだか叫んでる。

豆を挽き終わったようだ。


「ニノ、もうちょっとだからね!」

台所から顔だけだして微笑んだ。


「ん。待ってる。大野さん」

返事をすると、照れたような笑みを浮かべて引っ込んでいった。

かわいいんだよな…ああいうとこが。


そっと立ちあがって、台所を覗く。

ペーパーフィルターをセットして。

顔の高さから、お湯をゆっくりと落とした。

こういうところは器用なのよね。


コーヒーのいい香りが漂ってきた。

ミルクパンには牛乳が温まっていた。


「カフェオレにするの?」

「あ、居たの?」

「俺がやってあげる」

マグカップに牛乳を注ぎ、大野さんの淹れてくれたコーヒーを注ぐ。

「できた…」

ふたりで作ったカフェオレ。

そのまま台所で、ふたりで飲んだ。

「わ…おいし…」

「うまいな…」

ふふっと二人で見つめ合った。

「ニノ…」

「ん…」

「付き合おっか…」

「え…」

マグカップを持って、大野さんは俯いた。

返事の代わりに、ひとつキスをした。

カフェオレの味がした。



のさまじょさん
2015-12-04 00:32:44


〉皆さんおひさしぶりーふ!
やっと掲示板に帰ってきましたよ~!
カフェオレ、どこかでみたようなネタだけど、気にしない!w
ベタベタだけど、気にしない!w
楽しんでいただけたら、幸い!


ああ…やっと終わったよ…色々。
まだ試験あるけど、これは来週終わるし。
来週までがんばるね~

ところでお題変えよっか?
しばらくこのまんまだったし。

なにがよいかね?ワトソンくん。



〉甘くて、ほんわか温かなお話だわ♡

さすが器用な智さん。段取りも手際も良いわ。

不器用な誰かさんとは大違いね(笑)

二人で作って、二人で飲んで、
おいしいねって微笑み合って。

ここで告白とは!びっくりぽんよ。

でも、ロマンチックな雰囲気じゃなく、
こういう何気ない日常の中でもイイわね♡

カフェオレ味のキスも、意味があるから格別ね♡

そうね、そろそろ変え時かしら。ホームズさま!

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