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Blast of Brilliant STARS

第14章 ジャポニズム⑥

【しーまさま・大宮】



年末の気忙しさから解放され、元日が過ぎた今日、ようやく身も心も休めることができる。


相変わらずの俺たちは、一緒にいるのにお互いを干渉しないスタンスで。


俺はゲーム。
大野さんは、最近ハマってるスマホのゲーム。


「…あっ、くっそ…マジでつえぇコイツ」


こたつでぬくぬくしながら、ぎこちない指使いで画面をクルクルなぞる。

俺はいつものベタ座りで、こたつの傍らでその嘆きを聞いていた。


「…あぁっ!もうちょいだったのに、」

「…ねぇおおちゃん、それ独り言?」


「え、なにおおちゃんて」

「んふ…おーチャンス来なかったの?」

「来ねぇよそんなん…」


項垂れるように天板に突っ伏して、やる気なく適当に指をクルクルしている。


しばらくして、やけに視線を感じてチラ見すると。
口をムッと結んで、ジッとこちらを見ているおじさんと目が合う。


「…なによ」

「コイツつえぇ」


「だからなに?」

「倒したい、コイツ」


「…あのさ、あなた今年の抱負は?」

「ん?」


「前言ってたヤツ」

「…『ちゃんと言う』?」

「はい、どうぞ」


セーブボタンを押して、大野さんに向き直る。


「…倒してください」

「ふふ、仕方ないなあ」


もぞもぞとこたつに入って、大野さんからスマホを受け取る。


「あと…」


肩を寄せて画面を覗き込みながら、大野さんがそっと呟いた。


「…好き、ニノ」


驚いて向けた瞳に、照れながら柔らかく笑う、俺の大好きな顔が映った。



しーまさん
2016-01-08 00:05:49


〉こんばんはー☆

お久しぶりです!
今年の初書きは大宮ショートで♡
アラおめ会見での大野さんの抱負をいただきましたあw
エロくもなんともなくてごめなさい(´・・`)
大宮で原点回帰!←(じゃぽにずむかw)



〉「おーチャンス」BBS限定追加ですわw

変化に気づいた方、素晴らしい記憶力と
観察力だわ☆


一緒に居ても、自然体で気遣わない関係が
大宮らしくて癒やされるわ♡


ちょっと意地っ張りな大ちゃんが可愛くて

ちょっとお兄さんぽい和さんが頼もしくて…

「あと…好き」に、ズキュンよ///

ちゃんと言えて偉いわ!よーしよし♡←

ステキな原点回帰ありがとう♡(?)

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