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Blast of Brilliant STARS

第17章 ジャポニズム⑧

【しーまさま・櫻葉パパとチビ末ズ】



仕事帰り、雅紀と子供達の病院に行った。

心地良い揺れと、電車特有の暖かい空気。
この時間は人も疎らで、向かいの車窓には暗闇に反射した俺たちが映る。

「ちゃんと寝たかな、かずたち」

「またパズルしてんじゃない?」


含み笑いながら返すと、隣の雅紀は少し眠そうに膝元のブリーフケースを抱えた。

「寝とく?起こすからいいよ」

「ん…ありがと」


規則正しい揺れに合わせ、スラックス越しに触れ合う雅紀の脚。

ふいにガタンと大きい揺れが来て、左肩に項垂れた頭がこてんと乗った。

焦って周りを見ると、幸いな事に寝てるかスマホいじってるかで。

…良かった。

こんなスーツの三十路男たちが寄り添ってるなんて、絶対怪しいよな。

そっと雅紀に視線を移すと、相変わらずの綺麗な寝顔。
爽やかな整髪料の香りが鼻を擽る。

この角度からは初めてかも。

睫毛長いなー…
あ、口開いてる…
唇、柔らかいんだよな…
あぁやば…どうしよ…

なんて見惚れてたから、案の定乗り過ごしてしまい。

「もー何で起こしてくんないの?翔ちゃんも寝てた?」

笑いながらそう聞かれたけど…

そんなの、恥ずかしくて言えるわけないだろっ…



しーまさん
2016-03-09 23:22:45


〉すみません、自作品から投下です(・・;)w
櫻葉パパとチビ末ズより、お見舞い帰りのパパずでした♡
一応リーマンな二人なので、電車に乗せてみましたw
まだウブなおじさん止まりで…目も当てられません(^^;;


〉いやーん!櫻葉パパとチビ末ズシリーズ、大好き!

ウブなおじさん同士の(本人方には申し訳ないけど、この呼び方もカワイイ♡笑)中学生みたいなピュア恋に、むずむずきゅんきゅんよ。

リーマンビジュでの電車、至近距離シチュもたまらないわね♡

見惚れて乗り過ごす翔パパも、何も知らずに寝ぼけてるまーパパも、カワイイっ☆

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