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Blast of Brilliant STARS

第17章 ジャポニズム⑧

【アロエリーナさま・末ズ】



雪解けと草花の息吹を感じる、暖かな風。

澄み渡る青空と、穏やかな陽光に包まれて
おれは今日、新社会人になる。

周りもパリッとしたスーツに身を包み、
凛とした顔つきで、会場へ歩を進める。

ふと足元に視線を落とすと、真新しい社員証が目に入った。
「松本、潤…」

小さな写真からでも目力の強さが伝わる。
他の新入社員の、落とし物…?

「それオレの!拾ってくれてありがとう」

走ってきた長身の男性。写真と同じ整った顔が、嬉しそうに綻ぶ。

彼はおれのネクタイを摘んで、隠れていたネックストラップを覗き込んだ。

「二宮…君?仲間だね。ヨロシク!」

お先に、と爽やかに駆けていった。

おれは暫く、ぼーっと立ち尽くした。

…なんてカッコイイんだ…

濃い顔立ちだけど、笑うと可愛くて。
高級そうなスーツもよく似合う、抜群のスタイルで。

男にときめいたの…初めてだ。

まだ高鳴る胸は、彼の屈託ない笑顔を思い浮かべると、キュッと狭くなる。

同期かぁ…仲良くなりたいな。
とにかく、仕事ガンバろう。

彼にも、認めてもらえるといいな…

恋の始まりに心躍り、つい頬が緩む。

そんな、春の訪れ。


アロエリーナさん
2016-03-11 09:36:44

〉今回Partyに掲載させて頂いて拙作の、出会い編(ニノside)です///
リンクにちょびっとでもニヤしてもらえたら幸いです💦

なんか文章が固い‥しかもスーツ感が薄い‥エロも甘も無いorz
失礼しましたーっ。・*・:≡( ε:)


〉partyのスピンオフ話をこっちに載せるなんて、相変わらず自由気まますぎるわねw

それでも喜んでくださったお優しい読者様へ、感謝の気持ちを込めて、こちらにも載せておくわね。

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