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Blast of Brilliant STARS

第5章 ハロウィン②

【みきちんさま・末ズ】



「ただいま」

「お帰り」

「買ってきたよ」

「ありがと、ここ置いといて」

「はーい」

「準備するから先に風呂入りな」

「了解」

お風呂から上がると台所から何かを揚げる音。

後ろから覗き込むと

「天ぷら……」

「前にテレビ見て食べたいって言ってたから。和がCMのスポンサーから油もらった分もあったし」

覚えててくれたんだ。

こんな時、素直に『ありがとう』って言えたらな……

なにも言えないまま潤を見つめてると頭をポンポンってして

「髪乾かしてきな、風邪ひくよ」

優しく微笑んでくれた。

潤の作ってくれた料理がテーブルに並ぶ。

俺が偏食だからいっつも潤がバランスのいい食事を作ってくれる。

感謝の一つも言えない俺ってダメなやつだ。

考え事をしながら天ぷらを口に入れた。

「あちっ」

「和、大丈夫?」

「舌、火傷した」

「見してみ?」

べーっと舌を出すとパクっと潤に食べられた。

潤のなずかままに俺の舌は絡めとられた。

「消毒完了」

俺は勇気を出して

「ありがとう」

って言ったら潤がビックリして火傷した。

今度は俺が消毒する番……



みき☆魔女さん
2015-10-09 18:36:53


〉わび・さびがない……

和と言えば和食、
天ぷらを出してみました。

ツンデレも難しい(泣)

こんなんでよれしければ
BBS転送してくださいなぁ♪

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