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Blast of Brilliant STARS

第6章 ハロウィン③

【しーま さま・大宮】シャワー



「…だからなんで入ってくんのよ、」


コンサート終わりのシャワールーム。

この人が俺のとこに勝手に入ってくるのは、もはや恒例になってる。


「待ってた?」

「待ってないです、」


「ちょ、お湯ちょーだい」

「聞いてます?人の話、」


コンサートの余韻のせいかいつもよりテンションが高い。

どこか楽しそうに頭にシャワーをかける。


「…今日のソロも観てたよ。すごい良かった」

ゴシゴシと手を動かしながら、片目を開けてこちらを見た。


この人はこういうことをストレートに言ってくる。
しかも不意打ちだからタチが悪い。


「…そりゃどーも…、」

「あんな近くで観れることないよね?ファンの子には申し訳ないけど、」


「てかあなた気ぃつけないといつかバレるよ?」

言うと、へへっと笑いながら頭をザーッと洗い流す。


「…けど、ほんと良かったよ。…もっと好きんなったもん、お前のこと、」


顔を上げてまっすぐそう言い残して、適当に頭を拭いてシャワールームを出ていった。

シャワーの音が響く室内に、一人残された俺。

…爆弾落としてくなっつーの…、


のぼせそうな頭を振り切るように、また熱いシャワーを浴びた。



しー☆魔女さん
2015-10-10 17:23:50


〉大宮ばっかりでスミマセン。←

ニノのソロを観てる大野さん。

どのコンサートなのかはごにょごにょ…w

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