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Blast of Brilliant STARS

第6章 ハロウィン③

【のさまじょさま・山】書道②



「櫻井、きなさい」


先生は俺を前に座らせると、お手本もなしにさらさらと草書を書き始めた。


「これはなんですか…?先生」

「これはね、秋萩状といって王羲之の手紙を万葉仮名で書いたものだよ」


そういう先生の横顔はとっても綺麗で。

思わず見とれた。


「櫻井、俺じゃなくて、蹟を見なさい」

「あっごめんなさ…」


ぐいっと後ろに引っ張られたかと思うと、先生と抱き合って畳に転がってた。


「櫻井には、草書じゃないほうがいいな…」

「…え…?」

「俺の筆で、お手本を書いてやるよ」


そういうと、先生は自分の着物の裾を割って、自身を取り出した。


「あ…おっきい…」

俺の手に握らせると、腰をぐいっと動かした。


「王羲之の楷書みたいに豪胆にいくぞ…!」


俺の手の中で大きくはちきれんばかりになった先生は、乱暴に俺の中にねじ込まれた。


「どうだ…櫻井っ…俺の筆はっ」

「ああっ…先生の1号筆、はち切れるっ」


「いいぞっ…もっと稽古しろっ…」

「あっ…先生もっとぉっ…」


二人共果てて、乱れた着物の中に突っ伏した。

俺の手に、銀の文鎮が載せられた。


「ずっとそばにいろよ…櫻井」



のさ☆魔女さん
2015-10-13 01:03:36


〉アホでごめん~アホでごめん~

王羲之さん、ごめん~
偉人捕まえてなにやってんねんw

それと1号筆はくれた○筆の規格だからね~

アホの書捨てじゃ~(汗



〉「俺の筆」…!ごめんあそばせ、
つい吹き出してしまったわ。

先生陣のキャラ、ぶっ飛んでて最高ね。

あ。祝♡ROSEピックアップ!

ここで言うのも何だけど、私からもお祝いよ。

管理人・三女より

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