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Blast of Brilliant STARS

第6章 ハロウィン③

【のさまじょさま・櫻葉】日舞⑥



「雅紀、今日はこの小袖を着てごらん」


それは師匠のお家に代々伝わる小袖。

とても上品な青に銀糸で流水が描いてある。


「わ…凄い…」

「よく似合う…」


目を細めて見上げる師匠。

なんだか照れる。


「なんでもいいから舞ってごらん」


暫く考えてから、道成寺を舞った。


「はい、そこまで。なんで道成寺を選んだ?」

「この流水が…日高川と重なって…」


いつか師匠と見た歌舞伎の舞台。

俺はえらく感激した。


「あそこまで人を想えるのが、すごいなって思って…」


蛇に変わっても愛おしい人を追い詰める。

その執念が、俺には痛いほどわかった。


だって、俺と師匠は男同士。

決して交わることのない線だと思っていたから。


「来なさい…雅紀」


師匠は俺を膝の上に座らせた。


「お前の想う相手は、俺…?」


小袖の襟を押し広げて、手を差し込んできた。


「あっ…」

そのまま押し倒されて、小袖をまとったまま犯された。


「俺だと言うまでやめない」

「ああっ…言えない…」


「なんでだ」

「やめてほしくないから…」


翔はにやりと笑って唇を舐めた。


「悪い弟子だねぇ…」



のさ☆魔女さん
2015-10-13 20:51:39


〉あああああ!
きぃなぱいせん、七ちゃん、おまたせしました!w

今日はなかなか500文字に収まらなくて、苦労しました…

またまたお馬鹿な師匠と弟子でございましたw

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