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Blast of Brilliant STARS

第6章 ハロウィン③

【のさまじょさま・山】茶道



カッ…ポン…

鹿威しの音が、茶室に広がる。


湯気の立ち上る釜から、柄杓を取るとゆっくりと茶器に湯を注ぐ。


柄杓を置くと、ふくさで鉄瓶の蓋を押さえる。

茶筅を手に取り、一気に点てる。

茶器の正面を正客の位置に居る、先生に向け差し出す。


「お点前、頂戴いたします」


先生が、お辞儀する。

一口、含むと僕を見上げた。


「智…邪心がある」

「あ…先生…」


茶器を右に寄せると、先生は僕にずいっと詰め寄ってきた。


「今、何を考えて茶を点てた」

「あ…許してください…」


思わず後ずさって乱れた着物の裾に、先生の手が伸びた。

腿を撫でると、そのまま奥に手が進んだ。


「あっ…先生っ…だめですっ…」

「なんだ…これは…」

「ゆ…るして…」


逃げようと手を掛けた砂壁。

そこに先生のたくましい手が伸びてきて、身体を押し付けられた。


「あっ…翔先生っ…許してっ…」

「だめだ…神聖な茶室に、なんてものを持ち込むんだ…」


先生は僕の着物をまくり上げると、じっと見つめた。

「翔…せんせぇ…」


先生は口の端を上げて、ニッと笑った。


「けしからん弟子だ…」



のさ☆魔女さん
2015-10-14 00:37:53


〉調子に乗って、師匠と弟子、山編書いちゃったw
日本酒はどうやって師匠と弟子に絡めようか悩んじゃったw
っていうか、別に師匠と弟子じゃなくてもいいじゃんねw
今、気づいたw

それとも親方と弟子でもいいんだろうか…酒蔵の親方と弟子…w
明日書くねっ☆

っていうか、これシリーズ化していいの…?なんか怖くなってきたw



〉茶道家キターー!ww

お山逆転ver.ですな♡
智の「ゆるして…」がたまらんですよ!

てか今までもですが、それぞれのシリーズでの細かい部分とかも丁寧に書かれててすごいですよね。
茶道とかちんぷんかんぷんでw

明日の酒蔵師弟エロ待ってます♡←


しー☆魔女さん
2015-10-14 01:11:36

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