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Blast of Brilliant STARS

第6章 ハロウィン③

【のさまじょさま・天然】酒蔵



ぷちぷち…

糀の発酵する音が聞こえる。

シンと寒い蔵の中で蹲っていると、酒の生きてる音がする。


ぷちぷち…

泡が弾けて、日本酒独特の芳香が充満する。

俺は、蔵の中が一番好きだ。


「またここか…」

親方が俺の肩に手を置いた。


「冷えるぞ?雅紀」

「あ、はい…」


置かれた指は、細くて靭やかで。

そっと、その手に自分のそれを重ねた。


「雅紀…」

「親方…」


どちらからともなく、唇を重ねた。

やがて唇が離れると、親方は升を手にとって、樽の傍に行った。


升に波々と原酒を注いできた。

「少し、飲んでみろや」


口を付けると、まだ若い。

でも、今年のはだいぶ甘い気がする。


甘口が好きな俺は、つい升を飲み干してしまう。

また親方が違う樽から原酒を注いでくれる。

それを繰り返しているうちに、足元がふらついた。

「親方ぁ…」

「ふふ…雅紀、だらしねぇなぁ…」


俺の手を肩に回すと、追い回し部屋へ連れていかれる。

万年床に投げ出されると、荒々しく身体を奪われた。


「ああっ…智っ…もっとちょうだいっ…」


親方はにやりと笑った。


「てめぇ…かわいいじゃねえか…この淫乱…」



のさ☆魔女さん
2015-10-14 22:03:20


〉日本酒で乱れてないけど、酒蔵の親方と弟子。
一番不人気の天然でやってみました。
ふええええええ~~~
書き逃げっw



〉親方、かっこいい…///

天然、不人気なんですよねぇ?
なんでだろ…
確かにあの二人には風情ってものはあまりないw

ゾンぶいさん



〉酒蔵師弟きたあっ!ww
しかも智攻めですね!
うおおおお♡

最後の決め台詞好きです…淫乱は間違いないですね←

しー☆魔女さん

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