煩悩ラプソディ
第13章 オキテ破りのシェアハウス/all
潤の笑顔を見て
潤を囲んでいた4人も頬が緩む
和「…潤くん」
雅「じゅーんっ!」
2人に横から抱き締められて
見上げた先では翔と智が微笑っていて
潤「ふふっ…幸せ…」
1度は止まりかけた涙がまたポロリと
潤の瞳から零れ落ちた
翔「泣き虫」
目尻を伝う涙を翔が笑いながら
拭ってくれる
世間から見たら歪なカタチかもしれない
それでもみんなに愛される幸せを
潤はゆっくりと噛み締める
智「松潤,風呂行こうか
体ベタベタだもんね」
智から伸ばされた手を掴んで立とうとして
潤「…っ,ぃたっ」
腰に鈍い痛みが走って思わずその場に蹲った