煩悩ラプソディ
第13章 オキテ破りのシェアハウス/all
雅「潤っ!だいじょぶ…?」
雅紀が潤の傍へしゃがみ込み、肩に手をかける。
潤「…立てない…」
雅「え?」
潤「腰痛くて…立てないんですけど」
そう言うと、翔と和也を見上げながら睨む潤。
視線の先の翔と和也は、お互いを見合ってしばしの間のあと。
翔「…ニノお前さぁ、やりすぎ」
和「…俺?いやアナタも相当盛ってたでしょ」
翔「は?俺あんまシてねぇし!お前だろ潤のナカ掻き回したの!」
和「はっ、何言ってんの?顔見してやろうとかスケベなこと言いながらガッついてたくせに!」
雅「ちょっとやめようよ二人ともぉ〜」
翔「うるせえよ!雅紀おまえ潤の口に出してんじゃねえよ!」
雅「…はぁ?それ今関係あります⁉︎」
智「あはは、相葉ちゃんとばっちりだな」
和「笑ってんじゃないよおじさん。あんたらがこの人煽るからでしょうよ!」
翔「だから何で俺のせいなのよ⁉︎」
頭上でギャーギャー騒ぐ四人を見つめながら、ひとり蚊帳の外の潤。
潤「…おーい」
和「アンタのせいだよ!そもそも抜けがけしてんだからこの人」
雅「あっ、そうだよ!ほんっと翔ちゃんずるいよね」
潤「あの、ちょっとー…」
智「てかさぁ、何で俺にはヤらしてくんなかったの?」
和「アンタくたばってただろ!」