煩悩ラプソディ
第17章 笑顔に紛れた大怪獣/OAN
じゅっじゅっと口を窄めたり、舌で先端をぐりっとしてみたり。
その度に上がる可愛い喘ぎと快感に満ちた顔を、絶好の場所からこうして見ることができて。
そして家ではないこのシチュエーション。
それに、興奮してるのはどうやら俺らだけじゃないようで。
「ねぇ、すぐ固くなっちゃったんだけど。
気持ちいいんでしょ?にのも」
「あぅ、はぁっ…いやっ、」
「ここ楽屋だもんね?誰か来たらどうしよ」
「やんっ、ぁっ、はぁっ…」
「…どんな気持ち?こんなことされるの」
耳のふちを舐めたりこめかみにキスをしながら、相葉ちゃんがにのを攻め立てる。
いつの間にか羽交い締めしてた腕は解かれて、その指先は絶えることなくにのの固い胸の粒を刺激し続けてて。
そこから外そうと抵抗してたにのの両手は、相葉ちゃんの手に重ねるようにそのまま置かれてる。
そして…いつの間にかにのの左脚が俺の背中にぎゅっと絡みついていて。
もしかして…
一番興奮してんの、にのじゃねえか。
「はぁっ、も…やだぁ、」
肩を上下しながら、くっきりした二重をうつろに伏せて半開きの口で俺を見下ろして。
…マジでやべえぞ。
エロい顔すんな、コイツ。
その顔に一気に欲情してしまってにのの気持ちいいところをしつこく攻め続けると。
背中に絡んだ脚にぎゅうっと力が込められた。
「ぁんっ!あぁっ、だめっ!おおのさ、」
頭を反らせて相葉ちゃんの手に重ねてた右手で口元を覆ったにのは、すぐそこに限界がきてることを知らせてくれている。
「にのイっちゃうの?もうダメ?イっちゃう?」
なおもにのの耳元で優しく囁く相葉ちゃんの声に、口の中のにのがピクッと反応した。
ん、もうそろそろだな。
スパートをかけようと口を開いて臨もうとした時。
楽屋の扉から遠慮がちなノックの音が響いた。