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煩悩ラプソディ

第17章 笑顔に紛れた大怪獣/OAN






相葉ちゃんはしょっぱなからすげえ飛ばしてて。


相当キテたんだな…。
や、わからなくもないよ。


あんなV見せられて、松潤とのあんな会話聞かされて。
おまけに、無自覚に人の神経逆撫でするような笑顔振りまいてやがったし。


それに…いつもと違うこの場所。
もう誰も来ないとはいえ、ここ楽屋だからな。


いろんなことが重なって、この上ない興奮状態を作っちまったもんな。


「ぁんっ!はぁっ、あいばさ、」

「はぁっ…にのっ、」


汗を滴らせて、ガンガン後ろから突きながらにのを揺さぶる。


受けるにのは肘掛けに顔を伏せて、がくがく揺れる体を支えてるようで。


あ、イイ顔すんのにもったいねえな。


しばらく床に座って二人を見てたけど、にのの気持ちいい顔が見たくなってソファへと立ち上がった。


揺れるソファからにのの上体を起こして体を滑り込ませる。


代わりに俺の首にその腕を巻きつけてやると、向かい合ったにのが顔を上げた。


小さく嬌声を上げながら、しかめたうつろな目で俺を見つめるにの。


こんな至近距離でこんな可愛い喘ぎ声上げて、こんな色っぽい顔見れるなんて。


…もうこれだけでやべえぞ、俺は。


「ぁっ、んっ、おおのっ、さ…」


律動に合わせて上がる声の中で俺の名前を呼ばれる。


下がった眉のうるうるした目が近づいてきて後頭部を引き寄せられたかと思ったら、熱い吐息とともに唇を塞がれた。


あ…


一定の振動の中お互い舌を絡めて追いかけるけど、緩くなったにのの口からはすぐに唾液が流れ出る。


そういえばと思い出したように胸の粒をぐりっと摘めば、また可愛い喘ぎ声を上げて。


俺にしな垂れるように巻きつけられた腕がぎゅっと纏わりつくと、相葉ちゃんがにののいいところを攻めてるんだって分かった。


にのの肩越しに相葉ちゃんを覗き見ると、いつの間に脱いだのか上半身裸になっていて。


息を吐きながら汗を飛ばすその顔がやけに男らしく見える。


ふいにその目と目が合って、うっとりしたような薄い笑みが向けられた。

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