煩悩ラプソディ
第31章 未だに勢力まだ拡大中/AON
なんつーか…
あいつらの下世話なところまで言い当てられてんじゃねぇかって。
いわゆる…エッチのことまで。
俺はあいつらがそうゆう関係になった後から入りこんだ口だから、全部を知ってるワケじゃない。
俺と三人でヤる時だって、入り乱れてるような感じだからそんなことに構ってる暇ねぇし。
だから俺は、あいつらだけのエッチを知らない。
なのに、なんであんな想像できんだ!?
俺でさえ見たことないのに…。
なんだ、なんか…
ちょっと悔しい。
俺が一番リアルなあいつらを知ってるはずなのに。
くっそ…
…あ、いや待てよ。
じゃあ見てやればいいじゃねぇか。
ほんとのあいつらを。
それが"にのあいBL"と同じかどうか、俺がこの目で確かめてやろうじゃねぇか。
そう思ったら、またなんか急にテンションが上がってきて。
呑みかけのビールをグイっと煽るとすぐさまスマホを手に取る。
しばらく振りのそのトークルームへメッセージを綴って送信した。
実は嵐のグループLINEの他に、俺ら三人のグループLINEもある。
基本的には五人のほうがメインになってるけど、こないだの俺の誕生日のこととか、三人でのやり取りの時はこっちを使ってて。
それと、俺らで会う時…
まぁ三人で会うっつーことはそうゆうことがイコールになんだけど。
スマホをテーブルに置いた途端、通知音が鳴って画面を見ると。
「相葉ちゃん早ぇな…」
思わずニヤけながらボソッと溢しつつすぐにトークルームへ。
あいば《お疲れさまー!いつにする?やっぱ火曜?》
大野智《俺はいつでもいいけど収録あとのほうがいいよな?》
あいば《そうだねー。にのもそれでいいって》
大野智《なんだお前ら一緒か。おいにの、返事しろや》
にの《相葉さんに任せてますんで》
あいば《だって。じゃあ来週の火曜で決まりね!》
なんて、いつものように数分の内にやり取りは終わってしまったけど。
来週の火曜、あいつらがウチに来る。
ふふ…今から楽しみで仕方ねぇな。