煩悩ラプソディ
第31章 未だに勢力まだ拡大中/AON
まさかの事実に若干驚きつつも、そのおかげでもしかしたらこの先も…いや上手くいけば最後まで見れるかもしれない。
勝手に高鳴る心臓が、ヤツらに聞こえるんじゃないかと思ってしまうほど興奮が高まっていく。
胸倉を引き寄せていたにのの手は相葉ちゃんの首に回り、それに応えるように何度も角度を変えながらキスをする相葉ちゃん。
座面から片方だけ伸ばしたにのの真っ白な左脚にも目が行き、パーカーの裾から覗くソレも段々と頭をもたげ始めてて。
ふいに二人の吐息とヤラしい水音が止んだかと思えば、相葉ちゃんが体を後ろに反らせた。
ソファの傍にある三段ボックスへと手を伸ばし、ピンポイントで目的のものを取り出す。
お。
相葉ちゃん覚えてたか!
そうそう、そこにいっつも置いてんだよ、ローション。
ベッドでしかシねぇけどこっちにも置いてんだ、一応。
俺だってなぁ、何度ここでヤっちまいたいと思ったか。
けどあいつらが嫌だと思って…
まぁいいや。
今度はここでヤっても文句ねぇだろ。
「じゃあ準備しよっか」
言いながら、カチャカチャとベルトを外す相葉ちゃん。
するりと下着とズボンを脱ぎ捨ててそのまま後ろにボスっと体を倒す。
「はい、おいで」
肘置きに頭を凭れた格好で両手を広げた相葉ちゃんに、にのがおずおずと背を向けて跨って。
恥ずかしそうにしつつも、その動作はやけにこなれている。
パチンと蓋の閉まる音がして相葉ちゃんに目を遣れば、にのの真っ白なお尻を目の前に雄の顔でローションを指に馴染ませていた。
「…俺のも準備してね」
色っぽい声が聞こえた矢先、腰を折ったにのが相葉ちゃんのにゆっくりと顔を近付けて…
両手を添えながら、その小さな口を開けた。
…おい、マジか。
なんだこの光景は…!
こんなことやってんのか二人でっ…!
「はぁっ…にの、あったかい…」
「んっ…」
「ね…いくよ?」
「…ぁっ、」
合図と共にローションを纏わせた人差し指が蕾に入ると、にのが小さな声を上げて体を跳ねさせる。
「痛くない…?」
「ふっ…ん、」
優しく投げかけながら指を抜き差しする相葉ちゃんに応えようと、にのも相葉ちゃんのから出来るだけ口を離さないように頑張ってる。