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いくら俺の方から求めたって、いつも相葉さんはその更に上をいく勢いで俺を求めてくる。


ゆっくりと深い口付けを受けながら、さっき一度吐き出した熱と疼きがまた姿を現した。



相葉さん…


もう…欲しくて堪んないっ…



「ふっ…ん、あいばさ…」

「…うん？」

「はやく…」

「え？」

「早く…シよ…」


唇から離れた相葉さんの至近距離の顔を見上げ、そっと首に腕を巻き付けて。



こうゆう時もせっかちな相葉さんだから、俺が急かすことなんて今までなかったけど。


今日はもう…
自分を抑えられる自信が正直言ってない。


相葉さんに触れたい。


相葉さんに触れてほしい。


相葉さんを…


早く、感じたい。



抱き着いた傍からごくっと喉が鳴る音が耳に届き、同時にぎゅっと力強く抱き締められる。


「…どうしたの？今日は」

「……」

「そんなに寂しかったの…？」

「……ん」

「そんなに俺が足りてなかった？」

「……ん」

「はー…もう…」


一段と長い溜息が耳元にかかったかと思えば、そっと腕を緩められて顔を覗き込まれて。


「今日、抑えようと思ってたのにさ…
もう無理だけどいい？」


暗闇の中雄々しい瞳でそう言われ、期待で胸がどくんと震えた。


すぐに覆い被さってきた首筋。


吐息を漏らしながらちゅっと口付けられたり、大きな手で頬を撫でられたり。


いつにも増して急いてる相葉さんの愛撫に、どうしようもない昂りが込み上げてくる。


「はぁっ…にのっ…」

「ぁん…」


捲られたパーカーから露わになった胸の粒をぺろっと舐められ、待ち望んだ刺激に体を震わせて声を漏らし。


胸に顔を埋めながら器用に上着を脱いでいく相葉さんの雄々しさに、益々期待が昂りになって中心の形を変える。



俺を求めてくれていることが、こんなに嬉しく感じるなんて。


それは俺が…


今日は俺の方が、相葉さんを求めてるから？



いつの間にかジーンズまで脱いでしまっている相葉さんに気付き、中途半端に服を着てる自分が置いてかれてるような気がして。


すぐにパーカーを首から抜くと、頭上に上げた両手を掴まれてそのままパーカーごと押さえつけられ。


「っ、んっ…」


貪るような熱い相葉さんの唇で、俺の口内も意識も全て包み込まれた。