無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

くちゅくちゅと抽送する相葉さんの指が慣れた手付きで俺の中を解していく。


ベッドに横たわりつつも、角度の違う場所から触れられるそのポイントに敏感に体が揺れて。


加えて、ずり下がった相葉さんの顔がちょうど俺の胸元にあるから。


「やっ…ぁんっ、あっ…」


後ろを解されながら胸の粒も同時に刺激され、思わず相葉さんの頭をぎゅっと抱き込んだ。


尚も増える指の感触。


内壁を拓くその感触が相葉さんのそれと似てきて、もうすぐ訪れるであろう快感に心臓が震えそうになる。


ちゅっちゅっと胸元をまさぐる唇と拓かれる感覚に、何も触れていない筈の中心からじわっと密が滲むのを自覚して。


時折それが相葉さんの腹に掠って、ぴくぴくと反応を押し付けてしまってる。


「くふ…ガチガチじゃん…」


ふいに目下から色っぽい掠れ声が届き、待ち切れなくてぼやけてきそうな思考が引き戻された。


「俺もだけどさ…」


こちらを見上げてふっと口角を上げ、同時にずるっと一気に指が抜かれて。


「あっ…」

「俺もガッチガチ…ほら」


言いながら、解されて滑つくそこに相葉さんのが擦りつけられる。


それだけでヒクヒクと疼く慣らされたそこ。


「ちょっと待ってね」


逸る気持ちを隠しきれないまま、ベッドサイドに再び手を伸ばそうとする相葉さん。


その手を制するように掴んで、ぎゅっと握り締めた。


「今日はいい…」

「え？」

「…いいから」



いつもは必ずゴムを着けての行為が俺らの鉄則だけど。


なんなら最近は俺のにも着けて、処理をスムーズに終えるようにもしてる。


だけど今日は…


今日はね、相葉さん。



「…そのまま、シて…」


改めてこんなこと言うのは恥ずかしいけど、今日はどうしたって相葉さんを感じたいから。


腕を取ったまま窺うように見つめれば、みるみる内に嬉しそうに上がっていく口角。


今度は逆にぐいっと腕を引き寄せられ、ぽすんと一緒にベッドに横たわる。


「ありがと…ちょー嬉しい」


鼻先で心底嬉しそうに綻ばせるその顔が何だかむず痒くてくるりと背を向けると。


ぎゅっと後ろから抱き締められ、耳が熱く火照るのが分かる。


それに、否応無しに腰に当たる相葉さんのが全てを物語っていて胸がトクトクと高鳴った。