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どんだけ変態なの、この人…。



声に出してツッコミたかったが、今はそんな余裕はない。


これから来るであろう未知の感覚に耐えられる意識をもっておかないと。



入れられていた指がゆっくり抜かれ、出てゆく感覚にも声が出そうになる。



「…いくよ、」



短く聞こえたと思ったら、ヌルッとした感触の次にさっきと比べ物にならないモノが入ってきた。



「ひぁっ…！？」



あまりの衝撃に、頭が反り返った。


熱い塊の先端しか入ってないのに、この圧迫感と異物感は俺の想像をはるかに超えていた。



こんなのっ…

む、りっ…！



「に、のっ…ちからっ抜け、る…？」



大野さんも苦しそうな声で俺の腰を抱えながら問いかける。



「む…りっ…
はぁっ…なに、これぇ…」



力を抜くどころか、逆に押しだそうとして力が入ってしまう。


誰か…助けてっ…



その時、完全に萎えてしまっていた俺の中心を大野さんが優しく握り込んだ。


急な刺激に体がピクっと反応する。



「これで…力、抜いて…」



ジェルが纏わりついた手で俺自身をユルユルと上下に扱きだした。


与えられる刺激に、無理やり意識をもっていく。


前の快感と、後ろの痛み。
それは紙一重のようで、次第に強張った体が解れていくような気がした。


ネチネチと音を立てて俺の中心を扱く、その手つき。
与える快感にふいに力が抜ける瞬間を見計らって、大野さんは熱い塊を少しずつ蕾に進めていく。



「ん、はぁっ…にの、いいよ…」

「やぁ…んんっ、」

「も、すこし…だから…」



ゆっくりと丁寧に、時間をかけて愛撫を続ける。
やがて俺自身が熱く仕上がった頃には、大野さんの熱い塊をほぼ飲み込めていた。



「はぁっ…全部、入ったよ…」



額にうっすら汗をかいて、眉を寄せて微笑みかけてくる。


肩で息をしながら、その顔はホッとしたように綻んでいた。