煩悩ラプソディ
第41章 積み重なる真夏のsuccess/SM
このままだとフィニッシュも間もなくといった時に。
絶えることのない喘ぎの合間にか細く俺の名前を呼ぶ声が聞こえて。
そのまま腰を送り続けていると、ぴったりと俺の耳元に唇をつけて荒い息と共に潤がこうねだってきた。
「しょうさんっ…う、後ろからっ…シてっ…」
絞り出すように発せられたその言葉。
汗が滴る額を拭って潤に目を遣れば、顔を真っ赤に染めて潤んだ瞳で俺を見上げてきて。
もっ…コイツ…
なんちゅー顔してくれんだよ…!
「…なに?潤は後ろからされてぇの…?」
「ん…後ろがいい…」
「ふはっ…やらしーのな、潤って」
「っ…」
そう言うと意図的に蕾を締め付けてきて。
「ちょっ、やめろって!あっぶねー…」
「…イヤ?」
「ん?え?」
「…やらしいのイヤ?」
窺うようにゆらゆらと瞳を揺らしながら小さく投げ掛けてきた表情に心底堪らなくなる。
んなの…
「…すっげー好き」
「ぁんっ…」
くいっと腰を動かしつつ、ぎゅっと目を瞑った頬に軽くキスを落とした。
一度ずるりと潤の中から出て目線を落とし目視確認。
未だ臨戦状態継続中。
そりゃそうだろ。
もうマジで気持ち良すぎてどうかなりそうだっつーの!
のそのそと起き上がった潤はさっさと四つん這いになって俺のことを待っていて。
真っ白な双丘をこちらに向けてジッとしている姿に何とも言えない愛おしさがまた込み上げてくる。
しなやかに筋肉のついた腰を掴んで、さっきまで居たその中に再びぐっと踏み込んだ。
「んぁっ…あぁ…はぁっ、いいっ…」
さっきより一段と気持ち良さそうに喘いで項垂れる潤。
そんな反応が中の俺のにも反響しているようで。
それにこの体位が支配感っつーか優越感っつーか…
めちゃめちゃ興奮すんだよな、やっぱ。
初っ端からフルエンジンで腰を送れば、体を支えている両腕がガクガクと震えだす。
動きを止めずに上体を倒して密着し。
汗で濡れる襟足を掻き分けて耳たぶにちゅうっと吸い付くと。
「あぁっ!んっ…もっと、もっとして…」
「ふっ、もっと?…ほんとエロいな、潤」
更に抉るように中を擦りながら耳や首筋に舌を這わせれば、きゅうっと肩を縮こませて同じように蕾も締め付けてきた。