無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

指先の刺激に尖った先端がジンジンと疼く。


雅紀の指のせいで普段意識なんてしないソコが硬くなっていくのが分かって。


「ぅんっ…あっ、」

「…すごい硬くなっちゃった。ねぇほら…」


熱く火照った頬を擽る雅紀の唇。


間近で囁く一言一言が脳ミソを揺さぶってくるから。


幸い白いお湯で何も見えない状態。


水面下でしっかりと上向いてしまった俺のモノは、絶え間ない胸への刺激によって小刻みに震えだした。


気を抜いたら上体がずるっと崩れ落ちてしまいそう。


「…きもちいい？」

「はっ…ン、んんっ…」

「声我慢しないで…ねぇこっち向いて」


口を覆うのもままならなくなった項垂れた耳に雅紀の囁きが届いて。


「かずくん…」

「んぅ…」


左手で顔を引き寄せられたと同時、塞ぐようにしっとりと唇が降りてきた。


胸への刺激は止まない中、雅紀のキスに夢中で応える。


滾る蒸気に拍車をかける互いの熱い吐息で、もう何も考えられなくて。


そして腰に当たる雅紀の芯も俺と同じように熱く昂っているのが分かる。


＂触ってほしい＂って言葉が思考を埋め尽くす。


＂気持ち良くなりたい＂って本能が自然と自分の手をその場所へと動かして。


ちゃぷ…と水音を響かせて自らそこへ触れると、予想以上に硬くなったソレに思わず肩を揺らした。


びくついた俺に気付いた雅紀が胸にあった右手を下へと移動させ。


「ふぁっ、あっ…」

「ふふっ…すごいね…」


俺の手を覆うようにして雅紀の大きな手の平が硬い熱を包み込む。


再び塞がれた唇は角度を変えながら口内を貪っていき。


お湯の抵抗を受けつつもしっかりと動かされる手付きに段々と限界が近付いてくる気配。


きもちっ…い…


もぅ、やばっ…まさ、きっ…


雅紀の手の動きに合わせて自ら擦り上げる力を強めた時、急に唇が離されて。


っ…？


おまけにピタッと手の動きも止まってしまい。


ぼんやりと視線を遣った先には目を細めた雅紀の顔。


「…くふふ、まだイっちゃダメだよ。今日は最後までするんだから」

「…っ！」


そう言って口角を上げたいたずらな顔に恥ずかしさで逆上せてしまいそうになった。