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例えばこんな日常

第13章 二宮マナブ/AN





澤「あっ、相葉さんアレ言ってもいいすか?」
(澤部、笑いながら相葉に投げる)
相「なになに?」
澤「3人で飲み行った時の…」
相「えっ、なに!?」
澤「いや俺ら3人で定期的に飲みに行ってるんですけどね、こないだの居酒屋で相葉さんの様子が変だったんすよ」
相「俺?」
澤「スマホちらちら見てるから何かと思ったら、謎のトマトの写真見てニヤニヤしてんすよ」
相「あ~あれか!ふふっ」
澤「で、問いただしたらそれ送ってきたの二宮さんだって言うから」
渡「何なんだよお前らって」
澤「どんだけ仲良いんだっつって」
(二宮笑いを堪えながらこねこねしている)
澤「二宮さんなんだったんすか、アレ」
二「いやあれはね、ふふっ…あれはアレですよ。
師匠に課題出されてたんすよ、トマトの輪切り」
(二宮、相葉を見る。相葉、一瞬驚いた顔をして半笑い)
渡「トマト切っとけって?」
二「そう。薄く切っとけって言われて」
澤「俺見ましたけど極薄でしたよね?」
二「でしょ?ちゃんと言いつけ守って写真送ったの」
渡「嘘だろ!プライベートでんなことやんないでしょ!」
二「くははっ!」
澤「ちょ、相葉さん全然喋んないじゃないすか」
相「ふふふっ、いやそうなのよ。輪切りのテスト合格したらこれ出て良いよって言ってたから」
澤「はぁ?マナブ出るのにトマト切るってなんなんすか!」
二「念願叶ってようやくね」
相「良かったな、新弟子っ!」
二「はいっ、ありがとうございやす!」
(相葉、二宮の肩を笑顔で叩く)

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