
例えばこんな日常
第18章 超短篇詰め合わせギフト
《にのあい(リアル)》
◆宮城の夜会、アブナイ準備篇◆
「そろそろ準備する?」
時計を見遣って、隣でビールを呷る相葉さんに声をかける。
「ん、そだね…じゃ、はい」
そう言って、迷彩のハーフパンツとスウェットを俺に寄越した。
「え、俺Tシャツ…」
「や、やっぱそっち着て」
「は?なんでよ、ヤダってこんなん…」
手に取ってビッと横に伸ばしてみると、どう見ても伸縮性は乏しい。
「ちょっと穿いてみてよ、ね?」
「…なに企んでんのお前」
「はやくはやく」
「はぁ〜?もう…」
ヘラヘラしてる相葉さんを一度睨んで、仕方なく迷彩パンツを穿いてみた。
「いや…やっぱにのってさ…」
「…なによ」
ソファに座ったままの相葉さんの目線の先、ちょうどの位置に俺のがあって。
「なに見てんだよヘンタイ」
「ちょっ…触っていい?」
「はぁっ?なに…」
とろんとした瞳で見上げられた次の瞬間。
グイッと強く腕を引かれバランスを崩して倒れこめば、思わず相葉さんの腹に跨る体勢になってしまった。
「ちょっ、なにすん…」
「にのおっきくなってんじゃん」
「ちがっ…」
すると、急に相葉さんが起き上がってキスしてきて。
抱き合うように密着した中心では、相葉さんのも大きくなっているのを感じた。
「ねぇ…俺たちだけで夜会しよっか」
「…っ、何言ってんのよ、」
酔いの回った相葉さんの甘い囁きに、全身に熱が駆け巡ってくのが分かる。
「ほら、翔ちゃん待ってるって…」
「もういいじゃん。もうダメ、俺。
我慢できない」
「んっ、ちょ、相葉く…」
『翔ちゃんに渡すから汚れないように』って全部脱がされた後、光の速さで相葉さんに愛された俺は口元が緩いまま翔ちゃんの部屋を訪ねるハメになった。
***
伝説の『櫻井翔の宮城の夜会』より。
にのあい担さんにとっては神回でしたよね( *´艸`)♡
翔ちゃんの部屋に来る前にこんなことしてたので、にのの首にはタオルが巻かれていました。←解説
あの時のにのあいの二人の雰囲気、ほんとに緩くて好きだったなー^o^
普段あんななんだろうなって妄想捗りました♡
ありがとう、TBS!
