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「あっ…あん、やっ…」

「はぁっ…にのっ、」


思った通り、100%にのは酔いが醒めてなかった。


アルコールのせいかいつも以上に感度の良い体。


俺の上に跨ったまま、向かい合って何度も重ねる唇。


キスの合間に漏れる声も初っ端から全然抑え切れてなくて、もうずっとダダ漏れ状態。


だるだるのパーカーを引きずるようにして俺の首に回されるにのの両腕。


角度を変えて何度も重ねる内、互いの中心が硬く触れ合い始める。


「あっ、ね…触ろっか…」

「ん…触って、にの」


赤く染めた目元を伏せて俺のにそっと伸ばされた左手。


すでに先端から先走りを溢れさせていたそこが不随意にぴくんと反応する。


上下に擦る動きに合わせて溢れる密を指に纏うその手付きに釘付けになって。


「あいばく…んっ…」


互いに視線を下に移していたら、ふいににのが顔を傾けてキスをしてきた。


右腕は俺の首に回したまんまで、熱い吐息を漏らしながら夢中になってキスをねだる様子に。


にの…それやばっ…


いつしか下からはくちゅくちゅとイヤラシイ音が響き。


「にのっ…きもちい…」

「んっ…すごいね、こんなに…」


動きを止めないにのの可愛らしい手。


そこから見え隠れする滑らかな先端に狙いを定めるように、窄めた唇からぽたりと落ちた白い唾液。


普段やらないようなことを頼まなくてもやってくれる今日のにの。


俺マジで今日にののこと壊しちゃうかも。


もう止められそうにないや。


ブレーキなんてとっくにどこかに捨ててきた。


「はぁ、ね、にの…もう挿れたい」

「ん…」


小さく頷いたにのも俺に負けないくらい欲情した顔をしている。


「ごめん、そのままいい…？」


いつもは流れるようにゴムを着けて準備するんだけど、今日はもう切羽詰まってるから。


サイドテーブルにあるローションを手探って掴み、慣らした蕾を確かめるように撫でて。


跨ってくる前に、にのの後ろは既に準備済み。


最近では準備にそんなに時間もかからなくなった。


にのの体はもう完全に俺を受け入れるように完成されちゃったみたい。