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貴方に溺れて~眼鏡をかけたドS秘書~

第2章 Secret SweetTime1 ~自慰行為~

いつの間にかカイトはメガネを外していた。


そんなカイトはぐったりとした私を抱きしめ、頭を撫でてくれた。

「今日は少々やり過ぎてしまいました・・。帰宅した後の社長があまりにも素敵でしたので笑」

「カイト?」

「何でしょう?」

「あなたはこんなはしたない私を見ても引かない?
りおんさんみたいに誰をも魅了する美貌や気品や色気がなくても」

カイトがそれ以上言わせないように私の唇に指を這わせた。

「社長・・。確かに僕にはあんな素敵な婚約者がいます。でも1つだけりおんと違う事がある」

「え?何?」

「僕の貴重なメガネ姿を知っているのは貴方だけです」

「では今夜はもう遅いのでお休みなさいませ」

カイトは私のおでこに優しくキスをする。

「お休み。カイト」

たったそれだけの言葉でも凄く嬉しかった。

あのパーフェクトのようなりおんさんに少しだけ勝てたような気がした・・。

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