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貴方に溺れて~眼鏡をかけたドS秘書~

第3章 Secret SweetTime2 ~氷と玩具~

ある日の朝・・。

コンコン!

「社長、お早う御座います。いい加減起きて下さらないと、朝1番の会議に間に合いません!」

朝からカイトの怒鳴り声が部屋中に響く。

「んん~お早う・・。カイトごめん・・凄い頭痛がするし、体が熱っぽいんだけど」

ベッドから出て、立ち上がろうとするけど、本当に熱があるのかよろけてしまう。

「おっと・・。社長ちょっと失礼致します」

カイトは私の額に自分の額をくっつけた。もうカイトったら・・。そんな事されたドキドキして余計体熱くなっちゃうじゃない・・。

「確かに凄い熱だ。社長、体調が悪いなら何で言ってくださらないんですか!」

「だって・・。何度か起こそうとしたんだけど・・・ここ最近カイト徹夜の仕事が多かったし・・。起こすの申し訳なくて」

「はぁ・・。貴方って人は全く・・我慢して悪化されたらそれこそ迷惑です。現にこんなに熱が高くなってる」

カイトが体温計で熱を測ってくれる。


ピピピピッ。

「はぁ?39℃もあるじゃないですか!ここまで我慢するなんて・・貴方は本当に阿呆なんですか?それとも単なるドmなんですか?」

いつもならけりを入れている所だけれど、今日はカイトの皮肉にさえまともに反応出来ない。

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