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貴方に溺れて~眼鏡をかけたドS秘書~

第4章 Secret SweetTime3 ~証~

どうしよう・・。今日は涙止まんないや。

いつもならこれだけ泣けば涙も収まってスッキリするのに・・。




コンコン

「社長・・大丈夫ですか?本当に何があったのです?僕が何か不愉快にさせるような事をしたのなら謝りますから・・」

私は気持ちを落ち着けるために深呼吸をして浴室の扉を開ける。

「本当に大丈夫だから。それにカイトは何か私に謝らないといけない様な事をしたわけ?」

カイト・・お願い。今日ばっかりはそっとしといて欲しい・・。何でそんな真っ直ぐに私を見つめるの?

昔からそうだった。カイトに見つめられると本当の気持ちを話さなくちゃいけない気持ちになる。

「りおんさんと会ってたんだね。今日も香水の匂いがした」

カイトは深いため息をつく。

「全く貴方はしょうのない人ですね・・。私とりおんは恋人同士。当然キスもするしSEXもする。」

「それに貴方だっていずれは愛する人が出来て結婚するなんて日が来るんですよ?今の一時の感情に流されてどうするんですか!」

こんな時のカイトは容赦がない。

その瞬間心の奥底に溜め込んでいた物が一気に溢れ出す。

「じゃあカイトは如何してあんな事私にするの?私の気持ちは?私はカイトの玩具じゃない。ちゃんと気持ちを持ったひとりの人間なんだから!」

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