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貴方に溺れて~眼鏡をかけたドS秘書~

第5章 Secret SweetTime4 ~過去の痛み~

その車内にて・・

「そう言えば今日から秘書課に配属になったって人はどんな人なの?」

「りおんと僕の後輩ですよ。名前は道明寺レオン。頭も切れるし、仕事も出来る。社長の良きサポート役になってくれるでしょう」

「へぇー後輩だったんだ。でも道明寺って言ったらうちのライバル会社じゃない。パパの時も散々嫌がらせされたんでしょ?そこの御曹司がどうしてうちなんかに・・」

「そうですね・・。本人の性格にも少し問題が・・。まぁでも仕事はきっちりこなす奴ですから。」

「ん?カイト何か引っかかる所でもあるの?」

「どうしてですか?」

「何か気になる事や考え事してる時は眉間にしわがよるから」

「そんな事ないですよ。フォローが必要な時はりおんと僕がちゃんとしますから」

「うん・・」



でも少し不安だ・・。カイトのあんな不安だらけの顔なんて久々に見たから・・。嫌な事起きなきゃいいんだけど。



車が会社の玄関につく。カイトが先に下りて扉を開けてくれる。

「有難う、カイト」

それと同時に社員のみんなの声が聞こえてくる。

「社長、お早う御座います」

「おはよう」

挨拶を交わしながら社長室へと向かう。

「ふぅ。さてと。今日もお仕事頑張りますか」

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