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貴方に溺れて~眼鏡をかけたドS秘書~

第1章  Secret SweetTime 悲しみの中の快楽

パパの死から3日後。

私はパパのお部屋で遺品の整理をしていた。

「もう!相変わらず何でこうもモノで溢れてるのよ!パパったらホントに生理整頓って言葉を知らないんだから。」

そんな事を言いながら最後の引出しの整理に取り掛かる。

ある程度荷物を整理していると、奥の方から薄汚れた画用紙が出て来た。

「パパ大好き!パパはりおにとって世界一のパパだよ!お誕生日おめでとう!」

「あぁ・・これ私が4歳の時にパパに贈った似顔絵。まだ持っててくれたんだ。ふふふ・・相変わらず物が捨てられない人ね・・あれ?何で涙が出て来るの?おかしいなぁ・・パパ・・ううっ」



コンコン!

「お嬢様、会社の方の片付けはほぼ終了いたしました」

「えぇ・・カイト・・わざわざ有難う・・私は・・もう少し・・かかりそうだから・・先に休んで良いわよ」

「お嬢様・・・」

私の異変に気づいたのか後ろから抱きしめてくれる。

「お嬢様泣きたい時には泣いてください。無理に押し殺さなくてもいいのですよ」

「カイト・・有難う。大丈夫よ」

「お嬢様・・・此方を向いて頂けますか」

そう言われてカイトの方を振り向くと・・

「んちゅ・・ん・・ちゅ・・んちゅ」

カイトの唇が私に重なる。

「カイトどうしたの!?」

「お嬢様!もう我慢の限界です」

そう言うとカイトは私をお姫様抱っこして寝室へと連れて行く。

寝室に連れて行かれると優しくベッドに寝かされる。


そこにいたのは見た事のないメガネ姿のカイトだった。

「あれ?カイトってメガネなんかかけるっけ?」

「ふふふっ、お嬢様の前ではこのメガネ姿になる事をずっと拒否していました・・。でもそれも今日で終わりです。」

カイトの言っていることが全く理解できない私。

「でもお嬢様が悪いのですよ?ドSの僕の前であんなそそられる泣き顔をするから」

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