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貴方に溺れて~眼鏡をかけたドS秘書~

第6章 Secret SweetTime5 ~守りたい物~

そう言うと私はカイトを無理やり連れ出した。

居酒屋に着くと奥の席に案内されれた。ふと視線を落とすと、もう皆かなり出来上がってるみたいだ。

「カイト、幹事の貴方が如何して今頃に来るのよ?まさか今の今まで仕事してたなんて言わないでしょうね」

「ふん。こんな時期によくもまぁこんなおちゃらけが出来るもんだ」

「そんな言い方しないでよ。お酒がまずくなるじゃない。それとも何かココに居たくない理由でもあるの?」

「ふん」

しかし今日のカイトは良く突っかかるなぁ・・。

何かりおんさんとあったのかな・・。


そんな事を考えながらカイトと私も席につく。

そんな時道明寺さんが私に声をかけて来た。

「社長、お疲れ様です。ささ今日はとことん飲みましょ」

とグラスにビールが注がれた瞬間隣にいたカイトはそれを取り上げた。

「悪いな道明寺。社長は酒飲めないんだ。貴方も何飲もうとしてるんですか!貴方はこのオレンジジュースで十分です」

「先輩、何お堅い事言ってるんですか。場がしらけちゃうでしょ?ささ、社長どうぞ」

もう!カイトはいつまで私の事子供扱いするのよ!お酒なら接待してるうちに自然と強くなっちゃったわよ。

私はむきになって東明寺さんから渡されたビールを一気に飲み干す。

「はぁ・・。社長・・。もう子供じゃないんだからちょっとは自分の事考えて飲んでください。」

ふん!子供扱いするカイトが悪いんじゃない!今日はとことん飲んでやる!

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