貴方に溺れて~眼鏡をかけたドS秘書~
第6章 Secret SweetTime5 ~守りたい物~
道明寺さんが私に話・・・何だろう。
道明寺さんは自分のポケットから携帯電話を取り出してテープルを置いた。
「写真のホルダ開いてみてもらえますか?ロックとかかってないので普通に見れます」
私はおもむろに携帯を取り、道明寺さんに言われた通り写真ホルダを開く。
カシャン
私はそれを見た瞬間動揺して携帯を落としてしまった。
そこに映っていたのは私とカイトがお風呂場でキスしている写真だった。
でも如何してこの写真が道明寺さんの携帯にあるんだろう・・。この時まだ道明寺さんうちの会社に居ないし、こんな写真取れるわけが・・まさか・・。
「人の携帯落とさないでくれますか?まぁでもこんな写真見せられちゃ仕方ないか。」
「どうしたんですか?この写真」
「ふふふ。そんな事聞かなくても貴方は誰かわかってるはずですよ?」
そうだよね・・こんな事出来るのはりおんさんだけだよね。
「でもこの写真社員の人に見られでもしたらまずいですよね?先輩には迷惑かけたくないですよね?」
道明寺さんの問いかけに無言で頷く。
「けんめいな答えです、社長。では明後日の日曜日にその紙に書いてあるホテルまで来て下さい」
震えが止まらない・・。自分が蒔いた種とはいえこんな事になるなんて・・。
「1人でちゃんと来られたらこの写真貴方の目の前で消去してあげますよ。ふふふ。日曜日は僕の玩具になるのですよ・・。では僕はこれで・・」