テキストサイズ

秘密

第24章 再

※大野side

ルナの荷物をとってから俺らの荷物を取りに行った

駐車場に着くと、

松「じゃ、リーダーあとお願いしますね」

「おう」

相「じゃあねルナ」

ル「バイバイ…」

少し寂しそうにしながら手を振っている


「俺らも行こ?あの車だから」


ル「うん…」

「寂しい?」

ル「大ちゃんいるから平気…」


ドキッと胸が高鳴った
今すぐ抱きしめたい
でもここは駐車場
いつ誰に見られるか分からない


車に着くと助手席のドアを開けてあげた
ルナを乗せると少し機嫌が良くなったみたいで


俺はもちろん運転席に乗る

ドアを閉めると


「ここ初めて!」
って椅子を叩く

「助手席?」


「じょしゅせき?っていうの?いつも後ろだから」

あぁ。社長席…
一応お嬢様だもんね

「よし、じゃあ出発!」

「しゅぱーつ!」


エンジンをかけ車を走らせる
駐車場を出て道を走っていると
左からものすごい視線を感じて赤信号で止まった時

「なに?w」


「大ちゃん運転してるのかっこいいね」

…………////


「あ、ありがとう」


「んふふw」

もう、この子に何回ドキドキすればいいの




それからというもの
ルナは窓の外を見たり、ハンドル回すマネしたり、助手席を存分に楽しんだみたい

で今は寝てる


家まであと30分はかかるからそっとしておいた

赤信号で停止するたびに見つめ、触れたいという気持ちを抑える


その寝顔は触れたら壊れてしまいそうだったから



ストーリーメニュー

TOPTOPへ