腹黒ドS王子の愛する人Another
第1章 慧×桃史の場合
「あんっぁっ..!!慧っ.....!」
耳元で下に組み敷かれた女の甘い声が響く。
俺が腰を動かすたびにベッドは軋み、やらしい音が部屋を埋める。
「あぁっんあぁぁ、つ!!!!」
女は一際大きな声を出すと背中をのけぞらせた。
イッたのだろう、痙攣するように穴が締まりその反動で俺も身体が震え絶頂に達する。
「はぁっん.....んっ....!」
そして涙を流して身をよじる女の顎をつかんで乱暴にキスをした。
それだけでまた俺を受け入れる場所は切なく締まる。
顎を開放すれば
「慧、好きよ.....」
と囁かれる。
その言葉を聞いた途端に身体の熱が冷めて俺は小さく聞こえない位の舌打ちをすると女を引き起こした。
つながったまま壁に手を付かせそして欲望の赴くままに俺はまた腰を振った。