センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第7章 クレオメ
Sho side
我慢しろ…
と言い聞かせてるのに
潤の「翔くん…」って声に
またドクンと熱が回って
とにかく落ち着け…と
何か違うことでも考えよう…と
ひたすら自分と戦っていた
潤が動いて
シーツの擦れる音がするだけで
反応する自分が情けなくなってきて
なるべく音も入ってこないように
五感を停止させた
でもしばらくして
潤の手が俺の背中に触れる
一瞬…ゾクっと痺れたものの
その後の潤の言葉にいっきに熱は引いていった
ポツポツと小さく繋ぐ言葉は
申し訳なさそうに零れ落ちる
潤「だから…せめて,こうやって…一緒にいたくて…」
震える潤の声に慌てて振り向いた
俯く顔をあげさせると
目を真っ赤に充血させて
涙をこらえている
翔「バカ…」
その顔を胸に引き寄せて
涙を拭いてやる
そのまま躰を抱きすくめて
赤く腫れた瞳に口づけた
翔「泣くなよ…ごめん…」
やっぱ俺…バカだ…
はぁ…と自分にため息しか出ない
でも俺のため息を
自分へのそれだと思った潤は
「ごめんなさい」と謝る
落ち着こう…
俺がちゃんとしないと
潤を不安にさせるだけなんだから
いくらか頭が冷静になってきて
潤に聞こえない様に深呼吸してから
起き上がって,潤の躰もそっと起こして
俺に凭れさせて
涙が零れる顔を覗き込んだ
翔「潤は悪くないよ…
だから謝らなくていいし
泣かないで?…ごめんな…」
潤の髪を撫でながら
潤が少しでも安心できる言葉を
一生懸命,探した
我慢しろ…
と言い聞かせてるのに
潤の「翔くん…」って声に
またドクンと熱が回って
とにかく落ち着け…と
何か違うことでも考えよう…と
ひたすら自分と戦っていた
潤が動いて
シーツの擦れる音がするだけで
反応する自分が情けなくなってきて
なるべく音も入ってこないように
五感を停止させた
でもしばらくして
潤の手が俺の背中に触れる
一瞬…ゾクっと痺れたものの
その後の潤の言葉にいっきに熱は引いていった
ポツポツと小さく繋ぐ言葉は
申し訳なさそうに零れ落ちる
潤「だから…せめて,こうやって…一緒にいたくて…」
震える潤の声に慌てて振り向いた
俯く顔をあげさせると
目を真っ赤に充血させて
涙をこらえている
翔「バカ…」
その顔を胸に引き寄せて
涙を拭いてやる
そのまま躰を抱きすくめて
赤く腫れた瞳に口づけた
翔「泣くなよ…ごめん…」
やっぱ俺…バカだ…
はぁ…と自分にため息しか出ない
でも俺のため息を
自分へのそれだと思った潤は
「ごめんなさい」と謝る
落ち着こう…
俺がちゃんとしないと
潤を不安にさせるだけなんだから
いくらか頭が冷静になってきて
潤に聞こえない様に深呼吸してから
起き上がって,潤の躰もそっと起こして
俺に凭れさせて
涙が零れる顔を覗き込んだ
翔「潤は悪くないよ…
だから謝らなくていいし
泣かないで?…ごめんな…」
潤の髪を撫でながら
潤が少しでも安心できる言葉を
一生懸命,探した