テキストサイズ

センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第7章 クレオメ

Jun side

翔「潤は悪くないよ…
だから謝らなくていいし
泣かないで?…ごめんな…」

抱き締められた翔くんの胸が温かくて
鼓動を近くに感じられるコトに安心する

髪に触れる手も
涙を拭ってくれる指も
全部が心地よくて

こうやって腕の中にいれることに
安堵の涙が止まらなくなる

翔「ごめん…もう泣かないで…?」

そう言って優しく唇が触れ合って
だから余計に涙が溢れてきて

翔くんがどんどん困った顔になっていく

潤「ごめん,なさっ…
安心したら涙止まらないっ…」

嗚咽混じりに言葉を発すると

涙を流す瞼にキスされて

翔「可愛くて我慢できなくて…
落ち着こうと思っただけなんだ…
不安にさせてごめんな…
好きだよ,潤…」

翔くんの肩に顔を埋めて
ぎゅっとお互いの背中に腕を回して

潤「翔くん……シよ…」

欲求不満な訳じゃない

何かに煽られた訳でもない

ただ抱き締め合うだけじゃなくて
もっともっと深い場所で
繋がり合いたくなった

そう言って首筋に口付けると

ピクっと躰を揺らした翔くんが
俺の躰を離して

翔「躰痛いんだろ?」

だからやめよう,と言われて

潤「明日もオフだし…大丈夫
翔くんが欲しい……」

躰が熱くなる,とかじゃなく

ただ1つになりたくて
翔くんをもっと感じたくて

躰のナカが疼く

ストーリーメニュー

TOPTOPへ