センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第9章 チューベローズ
Sho side
仕事から帰ってきた潤を
「おかえり」と出迎えるのは
とても心地いい
潤「翔くん家…料理しないのにキッチン豪華だよね」
潤がそう言って笑いながら
買って来たものを冷蔵庫にしまう
対面のカウンター越しに
俺はそれを眺めていた
「手伝う?」って聞いたけど
やんわり断られた
俺が居ても邪魔になるだけだから
仕方ないんだけど…
潤「テレビでも見て寛いでてよ」
そう言われて一度はソファに座ってみたものの
自分の家なのに落ち着かなくて結局戻ってきた
わざわざカウンターで新聞を広げて
時事ニュースに目を通す
潤がカチャカチャと
奏でる音を聞きながら
時折その愛おしい姿を眺めた
「愛しい人と…使いな」
不意に岡田くんの言葉が頭をよぎる
寝室に置いたあの袋は
10日ほど前…
大学の友達と飲んでいた時
たまたまドラマの打ち上げをしていた
岡田くんに会って…
「ビンゴの景品でとったからあげる」と
貰ったモノ
家に帰ってから中身を見て
一瞬戸惑ったけど
せっかく尊敬する先輩から頂いたから…
ありがたく…愛しい人と
使わせてもらうことにした
緩む口元を見られないように
新聞でこっそり隠して
どうやって潤を納得させるかを
考えてみた
しばらくして
最高級の手料理が出来上がって
家にあったワインと共に
向かい合って食べた
翔「店以外でロールキャベツ食ったの初めてかも…」
潤「そうなの?簡単だよ?」
そんな会話も新婚みたいで照れる
食後のカボチャのタルトまで
しっかり平らげて
片づけは俺がやるから…と
潤を先に風呂に入らせた
仕事から帰ってきた潤を
「おかえり」と出迎えるのは
とても心地いい
潤「翔くん家…料理しないのにキッチン豪華だよね」
潤がそう言って笑いながら
買って来たものを冷蔵庫にしまう
対面のカウンター越しに
俺はそれを眺めていた
「手伝う?」って聞いたけど
やんわり断られた
俺が居ても邪魔になるだけだから
仕方ないんだけど…
潤「テレビでも見て寛いでてよ」
そう言われて一度はソファに座ってみたものの
自分の家なのに落ち着かなくて結局戻ってきた
わざわざカウンターで新聞を広げて
時事ニュースに目を通す
潤がカチャカチャと
奏でる音を聞きながら
時折その愛おしい姿を眺めた
「愛しい人と…使いな」
不意に岡田くんの言葉が頭をよぎる
寝室に置いたあの袋は
10日ほど前…
大学の友達と飲んでいた時
たまたまドラマの打ち上げをしていた
岡田くんに会って…
「ビンゴの景品でとったからあげる」と
貰ったモノ
家に帰ってから中身を見て
一瞬戸惑ったけど
せっかく尊敬する先輩から頂いたから…
ありがたく…愛しい人と
使わせてもらうことにした
緩む口元を見られないように
新聞でこっそり隠して
どうやって潤を納得させるかを
考えてみた
しばらくして
最高級の手料理が出来上がって
家にあったワインと共に
向かい合って食べた
翔「店以外でロールキャベツ食ったの初めてかも…」
潤「そうなの?簡単だよ?」
そんな会話も新婚みたいで照れる
食後のカボチャのタルトまで
しっかり平らげて
片づけは俺がやるから…と
潤を先に風呂に入らせた