センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第14章 クリスマスローズ
Jun side
眠れない夜のお供にと
コンビニに酒を買いに行って
家に戻ると翔くんがいた
潤「あー…ゴメンね…携帯忘れちゃったんだ」
翔くんに会えたのは嬉しい
でも最近仕事で会うときは
目の下にうっすらと浮かんだクマを
メイクさんが隠してくれているけど
今この明るい部屋で顔を合わせたら
絶対バレてしまうから
そうしたらきっと翔くんに心配かけるから
なるべく視線を合わせないようにして
翔くんの前を通った
翔「コンビニ行ってたの?」
リビングに入ってソファに腰掛けた翔くんから
控えめに声がかけられる
潤「ん,酒きれてたから…
呑む?」
そう言いながらビールの缶を渡して
自分の分も開けながら隣に座った
翔「潤,薬飲んだんじゃないの?
ビール飲んで大丈夫なの?」
缶に口をつけようとしたとき
それを制するように言われて
テーブルに出しっぱなしの薬の箱に気づいた
潤「え?…ああ,コレ?
昨日ちょっと頭痛くて…しまうの忘れてた」
最近忙しくて…散らかっててゴメンね
なんて言い訳をしながら
翔くんの視線が刺さるのを感じながら
手早くテーブルの上を片付けた
久しぶりの2人の時間
罪悪感も申し訳なさも
その大きさは膨らむ一方だけど
少しだけいつもより隣の温もりが安心する
結局その存在に頼っている自分に
迷惑をかけていることを自覚しながら
でも今日は帰って,とは言えなかった
眠れない夜のお供にと
コンビニに酒を買いに行って
家に戻ると翔くんがいた
潤「あー…ゴメンね…携帯忘れちゃったんだ」
翔くんに会えたのは嬉しい
でも最近仕事で会うときは
目の下にうっすらと浮かんだクマを
メイクさんが隠してくれているけど
今この明るい部屋で顔を合わせたら
絶対バレてしまうから
そうしたらきっと翔くんに心配かけるから
なるべく視線を合わせないようにして
翔くんの前を通った
翔「コンビニ行ってたの?」
リビングに入ってソファに腰掛けた翔くんから
控えめに声がかけられる
潤「ん,酒きれてたから…
呑む?」
そう言いながらビールの缶を渡して
自分の分も開けながら隣に座った
翔「潤,薬飲んだんじゃないの?
ビール飲んで大丈夫なの?」
缶に口をつけようとしたとき
それを制するように言われて
テーブルに出しっぱなしの薬の箱に気づいた
潤「え?…ああ,コレ?
昨日ちょっと頭痛くて…しまうの忘れてた」
最近忙しくて…散らかっててゴメンね
なんて言い訳をしながら
翔くんの視線が刺さるのを感じながら
手早くテーブルの上を片付けた
久しぶりの2人の時間
罪悪感も申し訳なさも
その大きさは膨らむ一方だけど
少しだけいつもより隣の温もりが安心する
結局その存在に頼っている自分に
迷惑をかけていることを自覚しながら
でも今日は帰って,とは言えなかった