センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第14章 クリスマスローズ
Jun side
…ゅん,…じゅん…。
躰を揺すられて名前を呼ばれている気がして
意識がゆっくり浮上した
潤「…ん…?」
瞼を開けると
翔「おはよう」
よく寝てたね,って微笑う翔くんがいて
その腕の中に抱き締められていた
潤「あれ…俺,夜中起きて…」
ベッドにいることが不思議で
寝ぼけたままそこまで口にして
あ,と口を噤んだ
もしかして翔くんがリビングから
運んでくれた…?
眠れなかったこと,バレた…?
でも見上げた翔くんは
翔「仕事遅れるよ?
シャワー浴びておいで?」
ってそこには触れないでくれて
それに安堵の息を吐きつつ
起き上がって浴室に向かった
翔くんの温もりのおかげか
いつもより深く眠れた躰は少しスッキリしていて
最近朝から感じている頭痛も和らいだ気がした
でも駐車場で翔くんと別れて1人になると
頭の中を回るのは長瀬くんの怪我のこと
そしてこの日マネージャーに聞かされた
スペシャルドラマの主演が決まった,という話
この役はもともと長瀬くんにきていた話らしくて
でも怪我をしたから…
できなくなって…俺に回ってきた,とのことだった
撮影はまだ始まらないらしいけど
俺のせいで…
長瀬くんの仕事ができなくなってる
という事実を改めて突きつけられた
どうお詫びをしたらいいのか…
どう償いをしたらいいのか…
家に帰った途端
泣く資格なんかないのに涙が溢れて止まらなかった
…ゅん,…じゅん…。
躰を揺すられて名前を呼ばれている気がして
意識がゆっくり浮上した
潤「…ん…?」
瞼を開けると
翔「おはよう」
よく寝てたね,って微笑う翔くんがいて
その腕の中に抱き締められていた
潤「あれ…俺,夜中起きて…」
ベッドにいることが不思議で
寝ぼけたままそこまで口にして
あ,と口を噤んだ
もしかして翔くんがリビングから
運んでくれた…?
眠れなかったこと,バレた…?
でも見上げた翔くんは
翔「仕事遅れるよ?
シャワー浴びておいで?」
ってそこには触れないでくれて
それに安堵の息を吐きつつ
起き上がって浴室に向かった
翔くんの温もりのおかげか
いつもより深く眠れた躰は少しスッキリしていて
最近朝から感じている頭痛も和らいだ気がした
でも駐車場で翔くんと別れて1人になると
頭の中を回るのは長瀬くんの怪我のこと
そしてこの日マネージャーに聞かされた
スペシャルドラマの主演が決まった,という話
この役はもともと長瀬くんにきていた話らしくて
でも怪我をしたから…
できなくなって…俺に回ってきた,とのことだった
撮影はまだ始まらないらしいけど
俺のせいで…
長瀬くんの仕事ができなくなってる
という事実を改めて突きつけられた
どうお詫びをしたらいいのか…
どう償いをしたらいいのか…
家に帰った途端
泣く資格なんかないのに涙が溢れて止まらなかった