センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第14章 クリスマスローズ
Sho side
翔「え…潤が?」
チーフマネージャーから
皆の予定を聞いていた時
スペシャルドラマの主演に
潤が決まったと教えられた
でも,それは長瀬君の代役…
いつもなら,おめでとうって
一緒に喜びたいけど…
大丈夫かな…という心配が先に来る
明日は朝早くからロケだから
少しだけでも潤の顔を見ておきたくて
また,返信の無い
一方的な連絡だけして
潤の家に向かった
翔「潤…?」
合鍵で中に入り
返事の無い部屋に呼びかけながら
家に入る
リビングは…俺の家よりは綺麗だけど
それでも,前に来た時より荒れていて…
また…薬の箱も転がっている
寝室に入ると
ベッドに大きな山ができていた
姿があったことに,とりあえず安堵する
翔「潤…大丈夫…?体調悪い?」
顔を見ようとしたけど
布団の中からギュッと閉じられて
めくることができなかった
それは…つまり寝てないということで…
…やっぱり会いたくなかった…?
また不安がよぎる
翔「勝手に入ってゴメンな?…何か食べた?買ってこようか…」
こんな時,食べやすいモノでも
簡単に作れるような恋人ならいいのに…
とにかく今自分にできることを必死に考えた
ポンポンと布団の山を撫でてから
その場を離れようとすると
その山が身じろいで
丸いまま起き上がった
布団にくるまったままの潤が
ベッドの上で体育座りをして…
俺に顔は見せないけど
たぶん俺の様子を伺ってる
傍に居て良いってことかな…?
俺は小さく丸くなってる潤を
布団の上からギュッと包み込んだ
翔「え…潤が?」
チーフマネージャーから
皆の予定を聞いていた時
スペシャルドラマの主演に
潤が決まったと教えられた
でも,それは長瀬君の代役…
いつもなら,おめでとうって
一緒に喜びたいけど…
大丈夫かな…という心配が先に来る
明日は朝早くからロケだから
少しだけでも潤の顔を見ておきたくて
また,返信の無い
一方的な連絡だけして
潤の家に向かった
翔「潤…?」
合鍵で中に入り
返事の無い部屋に呼びかけながら
家に入る
リビングは…俺の家よりは綺麗だけど
それでも,前に来た時より荒れていて…
また…薬の箱も転がっている
寝室に入ると
ベッドに大きな山ができていた
姿があったことに,とりあえず安堵する
翔「潤…大丈夫…?体調悪い?」
顔を見ようとしたけど
布団の中からギュッと閉じられて
めくることができなかった
それは…つまり寝てないということで…
…やっぱり会いたくなかった…?
また不安がよぎる
翔「勝手に入ってゴメンな?…何か食べた?買ってこようか…」
こんな時,食べやすいモノでも
簡単に作れるような恋人ならいいのに…
とにかく今自分にできることを必死に考えた
ポンポンと布団の山を撫でてから
その場を離れようとすると
その山が身じろいで
丸いまま起き上がった
布団にくるまったままの潤が
ベッドの上で体育座りをして…
俺に顔は見せないけど
たぶん俺の様子を伺ってる
傍に居て良いってことかな…?
俺は小さく丸くなってる潤を
布団の上からギュッと包み込んだ