センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第14章 クリスマスローズ
Sho side
長瀬君元気そうだったよ…と
雅紀はたぶん雅紀なりの優しさで
気を使って声を掛けたんだろうけど
潤の返事は硬くて…
逃れるようにどこかへ行ってしまった
…やっぱり眠れてないのか…
最近は自分の仕事が忙しくて
潤の家に行けてない…
顔色も悪かったし
たぶん頭痛とか
飯もろくに食えてないはず…
わかってるのに…
なんもできないんだよな
楽屋ではメンバーの目を気にして
抱きしめてやることもできない…
雅紀は潤の反応に戸惑って
俺に視線を向けてきた
翔「大丈夫だよ,ちょっと体調悪いだけだろ…」
雅紀の肩をポンポンと叩くと
ホッとした笑顔を見せた
翔「…トイレ行ってくる」
“様子を見てくる”とは言えなくて
そう言って楽屋を出た
一番近くのトイレには居なくて
フロアの端のトイレまで行ってみた
入ると個室がひとつ埋まっていて…
それなのにまるで人の気配がない
…ここか…
翔「潤…?」
声を掛けると個室の中に気配が戻る
トントンとノックすると
鍵の開く音がして
ゆっくりとドアが開いた
出てこようとする人影を
そのまま個室に押し込んで
中からガチャリと鍵をかけた
潤「しょ…くん…?」
頭を両手で包んで
血色の悪い顔を覗き込み
そっと唇を重ねた
潤「ん…っ」
そのまま背中に手を回し
潤の躰を強く抱きしめた
長瀬君元気そうだったよ…と
雅紀はたぶん雅紀なりの優しさで
気を使って声を掛けたんだろうけど
潤の返事は硬くて…
逃れるようにどこかへ行ってしまった
…やっぱり眠れてないのか…
最近は自分の仕事が忙しくて
潤の家に行けてない…
顔色も悪かったし
たぶん頭痛とか
飯もろくに食えてないはず…
わかってるのに…
なんもできないんだよな
楽屋ではメンバーの目を気にして
抱きしめてやることもできない…
雅紀は潤の反応に戸惑って
俺に視線を向けてきた
翔「大丈夫だよ,ちょっと体調悪いだけだろ…」
雅紀の肩をポンポンと叩くと
ホッとした笑顔を見せた
翔「…トイレ行ってくる」
“様子を見てくる”とは言えなくて
そう言って楽屋を出た
一番近くのトイレには居なくて
フロアの端のトイレまで行ってみた
入ると個室がひとつ埋まっていて…
それなのにまるで人の気配がない
…ここか…
翔「潤…?」
声を掛けると個室の中に気配が戻る
トントンとノックすると
鍵の開く音がして
ゆっくりとドアが開いた
出てこようとする人影を
そのまま個室に押し込んで
中からガチャリと鍵をかけた
潤「しょ…くん…?」
頭を両手で包んで
血色の悪い顔を覗き込み
そっと唇を重ねた
潤「ん…っ」
そのまま背中に手を回し
潤の躰を強く抱きしめた