センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第14章 クリスマスローズ
Jun side
翔『無理すんなよ?』
一昨日から微熱が下がらなくて躰が怠い
翔くんともあれ以来会えていなくて…
でも翔くんは休憩の度にコマメに連絡をくれる
潤「ん…大丈夫…ありがとう」
いつもはメールなのに
今日は俺がこれからあのドラマの顔合わせだから
電話を掛けてくれて…
俺より翔くんの方が忙しいのに
迷惑かけて心配かけて
本当にこんな自分が嫌になる…
翔『終わったら連絡して?』
潤「…わかった…いってきます」
いってらっしゃい,と優しい声に背中を押されて
現場に向かった
潤「おはようございます」
大勢集まっているスタッフさんは
初めて会う方が多くて
今回初共演の俳優さんも沢山いるし
監督も初対面…
主演が俺になった事情を
どこまで知られているんだろう…
震える手を握り締めて
監督さん,共演者の方に挨拶をして回った
でもみんな笑顔で挨拶を返してくれて
ホッとしていたのもつかの間
「長瀬くんってそんなに酷い怪我なの?」
細かい事情を知らないらしいスタッフさんに
問いかけられて
潤「…っ,左腕の骨にヒビが入ったみたいで…
しばらく固定が必要なので…」
「じゃあしばらく仕事できないんだ…大変だね」
怪我の状態を説明して
その後言葉を返せなくて…
曖昧に笑ってその場を逃げるように離れた
翔『無理すんなよ?』
一昨日から微熱が下がらなくて躰が怠い
翔くんともあれ以来会えていなくて…
でも翔くんは休憩の度にコマメに連絡をくれる
潤「ん…大丈夫…ありがとう」
いつもはメールなのに
今日は俺がこれからあのドラマの顔合わせだから
電話を掛けてくれて…
俺より翔くんの方が忙しいのに
迷惑かけて心配かけて
本当にこんな自分が嫌になる…
翔『終わったら連絡して?』
潤「…わかった…いってきます」
いってらっしゃい,と優しい声に背中を押されて
現場に向かった
潤「おはようございます」
大勢集まっているスタッフさんは
初めて会う方が多くて
今回初共演の俳優さんも沢山いるし
監督も初対面…
主演が俺になった事情を
どこまで知られているんだろう…
震える手を握り締めて
監督さん,共演者の方に挨拶をして回った
でもみんな笑顔で挨拶を返してくれて
ホッとしていたのもつかの間
「長瀬くんってそんなに酷い怪我なの?」
細かい事情を知らないらしいスタッフさんに
問いかけられて
潤「…っ,左腕の骨にヒビが入ったみたいで…
しばらく固定が必要なので…」
「じゃあしばらく仕事できないんだ…大変だね」
怪我の状態を説明して
その後言葉を返せなくて…
曖昧に笑ってその場を逃げるように離れた