センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第14章 クリスマスローズ
Sho side
翔「…俺の理性って…」
ぐったりと横たわって身動き一つしない潤を前にして
思わず言葉が漏れた
体調が悪いんだから…と
言い聞かせながら
しっかり3回も
己の欲望をぶちまけていた
汗ばんだ額に口づけしながら様子を伺うと
少し浅いけど,きちんと
規則正しい呼吸をしていて
深い眠りに落ちている様だった
はだけたバスローブを着せて
熱めのタオルで躰を綺麗にしていく
桜色に火照った躰は艶めいていて綺麗で…
赤い…櫻の実のような唇から
吐き出される熱っぽい吐息を
思わず口に含んだ
潤「…んん…」
潤が苦しそうに眉間にしわを寄せるのを見て,我に返った
…しっかりしろ…俺の理性…
強がりで意地っ張りで…
負けず嫌いの潤が
ここまで俺に甘えてくるなんて
珍しかった
「子ども扱いするな」が口癖で
それが原因で何度も喧嘩したりもした
俺としては…素直に甘えてくれる潤は可愛くて愛おしくて嬉しいんだけど…
…裏を返せば
強がりも言えないほど
気持ちが落ちてるということ
自分が怪我をしたなら
きっと潤はここまで落ちない
たとえ辛くても…
こんな怪我に負けない,と
笑って言ってのけるはず…
でも…
“人に怪我を負わせた”
…という罪悪感が
潤の中に深く根を張って
身動きを取れなくしている
しかも相手は自分を可愛がってくれる先輩…
きっと俺だって
一人じゃ耐えられない…
だから…どこまでも一緒に居るから…
潤の罪の意識が薄れるまで
俺ができる限り…潤を守るから…
本人に言えば…
きっと俺に迷惑をかけている,と
また余計なストレスになるから…
その想いを胸にしまって
潤をしっかりと抱きしめて眠った
翔「…俺の理性って…」
ぐったりと横たわって身動き一つしない潤を前にして
思わず言葉が漏れた
体調が悪いんだから…と
言い聞かせながら
しっかり3回も
己の欲望をぶちまけていた
汗ばんだ額に口づけしながら様子を伺うと
少し浅いけど,きちんと
規則正しい呼吸をしていて
深い眠りに落ちている様だった
はだけたバスローブを着せて
熱めのタオルで躰を綺麗にしていく
桜色に火照った躰は艶めいていて綺麗で…
赤い…櫻の実のような唇から
吐き出される熱っぽい吐息を
思わず口に含んだ
潤「…んん…」
潤が苦しそうに眉間にしわを寄せるのを見て,我に返った
…しっかりしろ…俺の理性…
強がりで意地っ張りで…
負けず嫌いの潤が
ここまで俺に甘えてくるなんて
珍しかった
「子ども扱いするな」が口癖で
それが原因で何度も喧嘩したりもした
俺としては…素直に甘えてくれる潤は可愛くて愛おしくて嬉しいんだけど…
…裏を返せば
強がりも言えないほど
気持ちが落ちてるということ
自分が怪我をしたなら
きっと潤はここまで落ちない
たとえ辛くても…
こんな怪我に負けない,と
笑って言ってのけるはず…
でも…
“人に怪我を負わせた”
…という罪悪感が
潤の中に深く根を張って
身動きを取れなくしている
しかも相手は自分を可愛がってくれる先輩…
きっと俺だって
一人じゃ耐えられない…
だから…どこまでも一緒に居るから…
潤の罪の意識が薄れるまで
俺ができる限り…潤を守るから…
本人に言えば…
きっと俺に迷惑をかけている,と
また余計なストレスになるから…
その想いを胸にしまって
潤をしっかりと抱きしめて眠った