センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第14章 クリスマスローズ
Sho side
潤『しょぉくん……助けて…どうしよう…』
小さな声が電話越しに聞こえた
翔「潤?今どこ?すぐ行くから…」
潤はまだ撮影現場の楽屋にいた
電話で状況は聞いたけど
潤は謝るばかりで何が起こったのかはっきりしなかった
マネージャーはスタッフと話をしているというから
連絡するのを諦め急いで車を走らせた
幸い深夜で道路は空いていて
法定速度…ギリギリでぶっとばして
郊外のスタジオまで1時間かからずに着いた
広い敷地内…ドラマや映画の撮影で使うスタジオがいくつも並んでいる
時代劇の撮影を行っている隣が
潤の出演するドラマのスタジオだった
「あれ…嵐の…」
「文句言いに来たんじゃないの?仲良しだから」
スタジオまでの道のり
関係無いはずの場所からも…
聞こえてくる不快な言葉と不穏な空気
…ウソだろ…?
こんな中でずっと仕事してたのかよ…
「お騒がせしてしまって申し訳ありませんでした」
聞こえてくる声にできるだけ反応して頭を下げた
正直…潤が悪いとは思えない
でもこうなってしまった以上,俺にできることはこれだけだった
スタジオに入れば状況はもっと最悪で
俺の姿を確認した人たちは
あからさまに静まり,嫌な顔を向けた
「何?櫻井君,わざわざ何しに来たの?」
翔「仕事で近くに居たので…松本がご迷惑かけたみたいで…申し訳ありませんでした」
俺が謝れば,気にしなくていいよ…
と言ってくれる人もいたけど
メンバーが来るってどうなの?
しょーがないよ,一人じゃ何もできないんだから
と更に非難を浴びせてくる人間もいた
俺はそこにいるスタッフと共演者の顔をできるだけ覚えるように
確認しながら謝罪した
「櫻井さん??」
潤のマネージャーが俺を見つけて
状況を説明してもらいつつ
潤がいる楽屋に案内してもらった
潤『しょぉくん……助けて…どうしよう…』
小さな声が電話越しに聞こえた
翔「潤?今どこ?すぐ行くから…」
潤はまだ撮影現場の楽屋にいた
電話で状況は聞いたけど
潤は謝るばかりで何が起こったのかはっきりしなかった
マネージャーはスタッフと話をしているというから
連絡するのを諦め急いで車を走らせた
幸い深夜で道路は空いていて
法定速度…ギリギリでぶっとばして
郊外のスタジオまで1時間かからずに着いた
広い敷地内…ドラマや映画の撮影で使うスタジオがいくつも並んでいる
時代劇の撮影を行っている隣が
潤の出演するドラマのスタジオだった
「あれ…嵐の…」
「文句言いに来たんじゃないの?仲良しだから」
スタジオまでの道のり
関係無いはずの場所からも…
聞こえてくる不快な言葉と不穏な空気
…ウソだろ…?
こんな中でずっと仕事してたのかよ…
「お騒がせしてしまって申し訳ありませんでした」
聞こえてくる声にできるだけ反応して頭を下げた
正直…潤が悪いとは思えない
でもこうなってしまった以上,俺にできることはこれだけだった
スタジオに入れば状況はもっと最悪で
俺の姿を確認した人たちは
あからさまに静まり,嫌な顔を向けた
「何?櫻井君,わざわざ何しに来たの?」
翔「仕事で近くに居たので…松本がご迷惑かけたみたいで…申し訳ありませんでした」
俺が謝れば,気にしなくていいよ…
と言ってくれる人もいたけど
メンバーが来るってどうなの?
しょーがないよ,一人じゃ何もできないんだから
と更に非難を浴びせてくる人間もいた
俺はそこにいるスタッフと共演者の顔をできるだけ覚えるように
確認しながら謝罪した
「櫻井さん??」
潤のマネージャーが俺を見つけて
状況を説明してもらいつつ
潤がいる楽屋に案内してもらった