センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第14章 クリスマスローズ
Jun side
嵐のことを…俺の大切な人達のことを
言われるのだけは許せなかった
今でもその気持ちは変わらない
でも
あの時我慢できなかったせいで
結局仲間に迷惑をかけることになって…
嵐の評価だって落としてしまった
俺の不注意で先輩に怪我させて
俺のせいで仲間の評価を落として
どれだけ自分を責めても責めたりない
翔「着いたよ…降りれる?」
気付いたら車は翔くんの家の
駐車場に停まっていて
助手席のドアが開いて
手が差し伸べられていた
潤「ん…」
その手に支えられながら
足早に翔くんの家の玄関に入った
並んでソファに座って
翔「お疲れ様…頑張ったな…」
温かい腕の中に抱き締められると
散々泣いたのにまた涙が溢れてくる
潤「…っ,違うのっ…俺…っ,ごめんなさい…」
でも“頑張ったな”って
言ってもらう資格なんて俺にはない
翔くんはどこまで話を聞いたんだろう
全部聞いてないから…
だから優しい言葉をくれるのかもしれない…
全部知ってるなら
抱き締めて貰う資格も
慰めて貰う資格も…そんなのないのに…
翔「潤は頑張ったよ…」
それでも言ってくれるその言葉に
腕の中で首を振れば
翔「俺ちゃんと全部聞いたよ?
潤が言われてきたことも……潤がしたことも」
心の中を読んだように言われて
全部知ってる,と言われて
潤「…ごめ…なさい…っ,ごめんなさいっ…」
ひたすら謝罪を繰り返すと
抱き締めてくれる腕の力が
ぎゅっと強くなった
嵐のことを…俺の大切な人達のことを
言われるのだけは許せなかった
今でもその気持ちは変わらない
でも
あの時我慢できなかったせいで
結局仲間に迷惑をかけることになって…
嵐の評価だって落としてしまった
俺の不注意で先輩に怪我させて
俺のせいで仲間の評価を落として
どれだけ自分を責めても責めたりない
翔「着いたよ…降りれる?」
気付いたら車は翔くんの家の
駐車場に停まっていて
助手席のドアが開いて
手が差し伸べられていた
潤「ん…」
その手に支えられながら
足早に翔くんの家の玄関に入った
並んでソファに座って
翔「お疲れ様…頑張ったな…」
温かい腕の中に抱き締められると
散々泣いたのにまた涙が溢れてくる
潤「…っ,違うのっ…俺…っ,ごめんなさい…」
でも“頑張ったな”って
言ってもらう資格なんて俺にはない
翔くんはどこまで話を聞いたんだろう
全部聞いてないから…
だから優しい言葉をくれるのかもしれない…
全部知ってるなら
抱き締めて貰う資格も
慰めて貰う資格も…そんなのないのに…
翔「潤は頑張ったよ…」
それでも言ってくれるその言葉に
腕の中で首を振れば
翔「俺ちゃんと全部聞いたよ?
潤が言われてきたことも……潤がしたことも」
心の中を読んだように言われて
全部知ってる,と言われて
潤「…ごめ…なさい…っ,ごめんなさいっ…」
ひたすら謝罪を繰り返すと
抱き締めてくれる腕の力が
ぎゅっと強くなった