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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第19章 シンビジウム

Sho side

翔「俺帰るね~」

潤の電話を受けて
友達に伝える

「大丈夫かよ…送ってこうか?」

翔「へーきへーき…天使が迎えにきてるから」

本気で言ったのに
誰も相手にしない

当然か…

「翔がそこまで酔ってんの久々だわ~」
「てか…オマエ天に召されんの?」

笑いながらも心配する友達をよそに
幹事に多めに会費を渡して
二次会で使って~と手を振った

「またなー!」
「やっぱ次はいつも通り,翔が幹事ねー」

バラバラに喋る皆にハイハイと手を振って

ふわふわしたまま天使のもとに急いだ


翔「ふふっ…潤がいる~」

見慣れた車が停まっていて
それだけで嬉しい

潤「もー…酔っぱらいすぎでしょ…早く乗って?」

困った顔で運転席から降りてきて
俺を助手席に押し込んだ

翔「じゅん~…」

運転席に戻った潤の首に腕を回して
キスをしようとすると

潤「わっ…ちょ,待った!!ここじゃマズイから,待って!!」

腕を剥がされて
隠すように頭を下に下げられた

潤「人通り多いからっ…隠れてて」

慌ててエンジンをかけるけど
俺の頭は潤の膝の上に置かれてて…

コレ…触っていいですか…?

本能のまま…
頭で押し付けるように
潤の中心を刺激してみた

潤「あっ…え…ぁあっ…もぉっ…翔くんっ」

いい加減にしてっ!!と
軽く頭をはたかれた

翔「いーたーいー…」

全然痛くはないんだけど…
なんだかますます
クラクラ…ふわふわしてる…

くるっと上を向くと
困った顔で俺を見下ろす瞳と
視線が絡む

翔「天使が困ってるね…」

朦朧とする意識の中で
潤の顔だけがはっきり見えた

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