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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第19章 シンビジウム

Sho side

翔「潤っ」

家の中にはいるなり
潤の首に手を回して
飛びつくように唇を奪った

潤「ぅわっ…んんっ…ぃって!!」

荷物を沢山持っていた潤は
バランスを崩して倒れ込む

翔「ん…ちゅー…して?」

それでも腕を外すことなく
座り込んだ潤にまたがって顔を覗いた

潤「もー…しょうがないなぁ…」

困った顔のまま俺の頭を引き寄せて唇を重ねてくれる

でもすぐに離れるから

翔「もっと…」

今度は自分から吸いつく

潤「んんっ…んっ…ふっ…しょ…んっ」

止めようと肩を押されるけど
俺は怯まず潤の口内を貪った

潤「ん…ふ…んんっ…ぁっんんっ!!」

そのまま体重をかけて
潤を床に押し倒した

潤「んっ…ぁっんっ…しょぉ…く…んっ」

首を振って俺から逃れて
躰を押し返してくる

翔「はぁ…っ…ふふっ…床ドン…ふふふっ」

顔の横に手をついて
覆いかぶさるように見下ろして

俺の腕の中に
愛しい人がいることが
嬉しくて仕方ない

潤「あ…の…とりあえず…靴脱ごうよ…」

潤の言葉も耳には入ってるけど
いまいち理解できない

それよりも頭にあるのは
困ってる潤も可愛い…

って…そんなこと

翔「潤…会いたかった…」

そのまま胸に頭を置いた

潤の鼓動が傍に聞こえて
安心して力が抜けてくる

潤「待った!!…翔くん,寝ちゃダメだよ??」

無理矢理躰を起こして
俺を起き上がらせた

潤が靴を脱いで…
俺の靴も脱がせて…

立ち上がる為に躰が離れていくのが寂しい

翔「じゅ…ん…俺のこと嫌い…なった?」

俺は少しだって離れたくないのに…

潤は違うのかな…?


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